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【漫画】叱ると怒るは違う 娘を怖がらせていた叱り方を反省するママ 「身に覚えがある…」

娘の言葉で日頃の言動を反省した出来事を描いた漫画が話題に。ある日、子どもたちを順番でお風呂に入れていた母親ですが…。

漫画「長女の何気ない一言に考えさせられたはなし」のカット=アーチノキー(aachinokey)さん提供
漫画「長女の何気ない一言に考えさせられたはなし」のカット=アーチノキー(aachinokey)さん提供

 娘の言葉で日頃の言動を反省した出来事を描いた漫画「長女の何気ない一言に考えさせられたはなし」がSNS上で話題となっています。ある日、子どもたちを順番でお風呂に入れていた母親。6歳の長女を呼びますがなかなか現れず…という内容で「ハッとしました」「痛いところですね」「身に覚えがある…」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

叱り方を見直すきっかけに

 この漫画を描いたのは、アーチノキー(ペンネーム)さん(30代)です。会社員で3児の母として子育てをしながら漫画を描いています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

アーチノキーさん「約1年前、三女の育休中に描き始めました。絵を描くのが大好きなので、インスタグラムで育児絵日記を描き始めて、ゆるゆると1年続いております」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

アーチノキーさん「叱り方を見直すきっかけとなった出来事だったので、反省の気持ちを込めて描きました。最近イライラしてばかりだなと思っていたときに長女の心の声を聞き、ショックでしたがいいきっかけになりました」

Q.このときの、娘さんの様子は。

アーチノキーさん「私の『トイレはしゃーないな…』という言葉を聞くまでは、口を開けたまま私の反応を待っているようでした。その言葉を聞いた後は、ドキドキしていたことをそのまま口に出してくれた感じです。『はあ〜よかった〜』って感じでフワッと笑っていたように記憶しています」

Q.これまではどんな叱り方をしていて、この出来事以降はどう変化したのでしょうか。

アーチノキーさん「何がよくないのかなどを説明しないまま、とにかく自分の意見をぶつけていました。『なんで、そんなことするん?』とか『お願いだからやめて』とか。聞かなければ大きな声や低い声を出したり、語尾が命令口調になることも多かったです。

これ以降は、感情的になることを抑えるようにしています。怖がらせて聞かせるのではなく、子どもが自分で『これはよくないことだ』と判断できるように根気強く教えていきたいです。とはいえ、疲れなどでイライラしてしまう日もあるので『今日はお母さんお疲れやねん』とあらかじめ伝えることもあります」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

アーチノキーさん「インスタグラムの本文に、主人に言われた『いつのまにか“叱る”が“怒る”になってるやつやな』という一文を入れたのですが、その言葉に共感したという声を多く頂きました。また、『(長女が)気持ちをうまく言葉にできている』というコメントも頂戴し、うれしかったです。お互いが気持ちを言い合える関係を続けていきたいと思いました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

アーチノキーさん「ありがたいことに、見ていただける方も増えてきており、自分の経験を通じたメッセージ性のある長編漫画を描きたいと思っています」

(オトナンサー編集部)

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