夫より家事が多いと不満だった妻、夫への“一言”を心掛けて解消した漫画が「いい話」
夫婦間の家事分担のあり方について描いた漫画が話題に。仕事に復帰後、「共働きだから、夫も家事をやって当然」と思っていた妻ですが…。
夫婦間の家事分担のあり方について描いた漫画がSNS上で話題となっています。仕事に復帰後、「共働きだから、夫も家事をやって当然」と思っていた妻。しかし、自分の方が負担が大きいと感じ、夫に不満を持つようになり…という内容で「いい話」「余裕がないと難しい」「私も言ってみます」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
「夫に感謝しなくてよい」という記事
この漫画を描いたのは、イラストレーターの高月ナミさん(30)です。インスタグラムでは、3歳の息子の子育て漫画などを発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
高月さん「子どもとの思い出を残したいという思いから、産休中にイラストを描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
高月さん「ネットで『夫婦平等だから夫が育児や家事をしても、感謝する必要がない』という記事を読んだことがきっかけです。そのときは『確かにそうだ!』と思い、感謝の言葉を言わないようにしたら、逆に夫への不満が増してしまいました。ささいなことでも『ありがとう』と言うことで、夫はいろいろと家のためにやってくれていることに気付けたので記事にしてみました」
Q.元々、家事を積極的にされる旦那さまなのですか。
高月さん「元々、洗濯物や休日のご飯作りはしていました。ただ、夫は残業が多いので、家にいるときはするという感じでした」
Q.家事分担について、ルールなどはあるのでしょうか。
高月さん「あまり細かくルールや分担を決めないようにしています。仕事の量や体調などは日々変化するので、相手にしてほしいことがあるときは、その都度お願いし合うようにしています」
Q.「ありがとう」を言うようになって、旦那さまにも変化はありましたか。また、旦那さまは「ありがとう」と言ってくれることもあるのでしょうか。
高月さん「夫の笑顔が増えました! また、積極的に家事や育児をしてくれるようになりました。こちらが『ありがとう』と言っているうちに、夫からも時々、照れくさそうに『ありがとう』を返してくれるようになりました。ちょっとしたことでも『ありがとう』と言われると、『大したことないよ』と返しつつ、内心はやっぱりうれしくなります」
Q.共働き夫婦の家事分担について、アドバイスがあればお願いします。
高月さん「夫婦平等なので、基本的には夫も家事や育児をするものだと思います。ただ、お互い忙しい中やっているので、相手がやってくれて“当たり前”と思わず、その都度、なるべく感謝の言葉を言うとよいと思います」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
高月さん「私にとっては、コメントが多くついた投稿でした。『私もやってみます!』や『自分に余裕がないとなかなか難しいです』などのコメントがありました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
高月さん「フォロワーの方が、役立った! 心が軽くなった!と思えるような内容を発信していきたいです。また、旅行が好きなので旅行記や、新しい体験をしたら体験談などの漫画も描いてみたいです」
(オトナンサー編集部)
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