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フランチェスカ・ヘイワード、生歌披露は「異常な状況」 バレエで培った集中力で…

映画「キャッツ」主演のフランチェスカ・ヘイワードさんとトム・フーパー監督に、映画化にあたり気を付けたことなどを聞きました。

(左から)トム・フーパー監督、フランチェスカ・ヘイワードさん
(左から)トム・フーパー監督、フランチェスカ・ヘイワードさん

 映画「キャッツ」主演のフランチェスカ・ヘイワードさんとトム・フーパー監督。同作は、白猫ヴィクトリア(ヘイワードさん)はロンドンのゴミ捨て場で個性豊かな“ジェリクルキャッツ”に出会います。ヴィクトリアは、彼らが新たな人生を歩むことを許される1匹の猫を決める舞踏会に参加することを知り、さまざまな猫と出会う中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく…ミュージカル「キャッツ」を映画化した作品です。

 オトナンサー編集部では、英国ロイヤル・バレエではプリンシパルを務めるヘイワードさんとフーパー監督にインタビューを実施。ヴィクトリアを主人公にした理由や、映画化にあたり気を付けたことなどを聞きました。

8歳からヴィクトリアをまねて踊る

Q.ヘイワードさんにとって、舞台「キャッツ」はどんなミュージカルでしたか。

ヘイワードさん(以下敬称略)「子どもの頃から1996年版のビデオの『キャッツ』を見ていました。当時はバレエダンサーを夢見ていたので、バレエソロを見せるヴィクトリアに憧れていました。8歳の頃から、ヴィクトリアのまねをして踊っていたので、映画でヴィクトリア役になれて光栄でした。

ミュージカル劇の魅力は、ほかの作品よりダンスがメインで重点を置いているところだと思います。ミュージカルは歌に比重が置かれることが多いのですが、この作品はダンスを通してストーリーも表現されるところが気に入っています」

Q.ヴィクトリアを主人公にした理由は何でしょうか。

フーパー監督(同)「1996年版を見ていたとき、ヴィクトリアが少女から大人になっていく姿に目がいきました。そこから、話をより膨らませられるんじゃないかと思ったのがきっかけです。今回は、彼女の成長物語とも言えますし、捨て猫からジェリクルキャッツの世界に加わる設定にしたことで、アウトサイダーに対するほかの猫たちの偏見が明らかになるというテーマにもつながりました」

Q.猫の動きを出すために、何かトレーニングはされましたか。

ヘイワード「私を含めたキャスト全員が、キャットスクールと名付けられた学校で猫の動画を見て、猫の専門家から指導を受け、猫の動きやじゃれ合い方を学びました。最終的にCGで処理されますが、猫の耳や尻尾が自分の体のどの辺りにくるのか、どんなふうに動くのかも意識して演じています」

Q.映画化にあたり気を付けたことはありますか。

フーパー「まずは物語を明確にして、初めての方でも『キャッツ』の世界観やストーリーラインに入っていけるようにすることを考えました。舞台版では、猫たちがジェリクルキャッツに選ばれるために、舞踏会でアピールし合っているという部分の描き方が少し曖昧です。映画では、その部分をしっかり描くように意識しました。

私は8歳のときに初めて見て心底魅了されたので、子どもから大人まで幅広い世代に見てもらいたいと思いながら作りました。おいとめいも、映画を楽しんでくれました。ぜひ、日本の皆さんにもこの世界にほれ込む体験をしてほしいです」

Q.撮影中、生で伴奏を聞きながら歌われたと聞きました。どんな体験でしたか。

ヘイワード「セットが猫のサイズに合わせて造られていて、歌もダンスもあらゆるパフォーマンスを全部セットで撮ったのでとても役に入りやすく、感情を込めて演技することができました」

Q.緊張はされましたか。

ヘイワード「撮影では、モニターの後ろにフーパー監督やテイラー・スウィフトがいて、そこで生歌を披露しなければいけないという異常な状況でした(笑)プロの歌手でもないのに(笑)とても緊張しましたが、バレエで培った集中力に自信があったので演じている瞬間と役柄に集中し、緊張をほぐして挑みました」

 映画「キャッツ」は全国公開中。

写真:奥野和彦

(オトナンサー編集部)

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