長男出産を前に、娘と2人きりの散歩の時間をいとしむママの漫画 「切なくて泣きそう」
娘とする散歩の様子を描いた漫画が話題に。ママと散歩中、道に咲く花やチョウなど、すべてのものをキラキラした目で見つめる娘ですが…。

娘とする散歩の様子を描いた漫画「ムスメとさんぽ」がSNS上で話題となっています。ママと散歩中、道に咲く花やチョウなど、すべてのものをキラキラした目で見つめる娘。しかし、妊娠中のママは「来年は同じ景色は見られない」と分かっており…という内容で「同じように感じたことがあります」「毎日が貴重ですね」「切なくて泣きそう」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
長男を妊娠中に娘と散歩
この漫画を描いたのは、主婦のわさび(ペンネーム)さん(29)です。インスタグラムで2歳の娘、0歳の息子の育児絵日記を発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
わさびさん「長男出産後、慣れない2人育児で毎日が目まぐるしく過ぎていくのを感じて、このままではすぐに忘れてしまうと思ったのがきっかけです。また、子どもたちが大きくなったとき、漫画なら見返して懐かしむことができると思ったので、未来の子どもたちに向けての漫画でもあります」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
わさびさん「長男を妊娠しているときに娘と2人で散歩をしていて、いろいろな景色がキラキラして見えたこと、『もう、小さな娘と2人で歩くことはないのかも』とふと寂しくなったことを思い出し、描きとめておこうと思いました」
Q.普段、今しかない一日を覚えておくため、残すために、されていることはありますか。
わさびさん「子どもたちが面白いことをしたり、うれしいことがあったりしたときには、必ずその日の夜にメモをするようにしています。うまくしゃべれない、かわいい言葉の言い回しや残しておきたいしぐさなどは、定期的に動画に撮っています」
Q.娘さんの成長を感じて、特に「惜しい」と感じたことは。
わさびさん「1歳くらいのときは、子どもにとって何もかもが新しくて、世界がキラキラしていて、どんなささいなことでもうれしい時期だと思うんです。成長もものすごく早いので、一瞬一瞬がそのときだけ。昨日とは違う表情を感じたとき、『ああ、昨日、もっと顔を見ておけばよかったな』と惜しくなります」
Q.お子さんとのお散歩で、心がけていることはあるのでしょうか。
わさびさん「『赤いお花があるね、きれいだね』などと、見えた景色を子どもにすべて伝えるようにしています。また、子どもには難しくて言いにくいようなものの名前なども、適当にはぐらかさず、ちゃんと教えるようにしています」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
わさびさん「『2人目妊娠中のときに同じような気持ちになりました』という方、『今日、娘と散歩をしていて同じように寂しくなりました』という方など、皆さんにとても共感していただけました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
わさびさん「子育てにおいて、いつまでも忘れたくないことや、ささいでもうれしかったことなど、読者の方に『そういえば自分もそうだったな…』としみじみ思っていただけるような漫画を描けたらなと思います。
現在はほとんどが体験談ですが、今後はもっと、共感していただけることや子育てで役に立ったことなど、パパママにとって簡単な育児参考書になるような漫画も描いていきたいです」
(オトナンサー編集部)
当たり前のこと言うなよ。
カウカウかお前は。