BNK48・チャープラン、映画初挑戦で「自分をより深く理解」 今後、女優と両立は?
「ホームステイ ボクと僕の100日間」で映画初出演を果たしたBNK48、チャープラン・アーリークンさんに、BNK48と女優業の両立などについて聞きました。

タイ・バンコクを拠点に活動するアイドルグループ・BNK48のリーダー、チャープラン・アーリークンさんの映画初出演作「ホームステイ ボクと僕の100日間」。
同作は、死んだはずの“ボク”の魂は謎の声に導かれ、自殺した高校生ミン(ティーラドン・スパパンピンヨーさん)の肉体にホームステイします。ボクの魂は、ミンの自殺の原因を100日以内に突き止めなければ、永遠に消滅してしまうと言われ、新生ミンとして人生を再スタート。ミンは、家族や初恋の相手パイ(アーリークンさん)と出会う経験を経て、人生の喜びを見つけていく…直木賞作家・森絵都さんの小説「カラフル」をタイで実写映画化した青春ファンタジーです。
オトナンサー編集部では、アーリークンさんにインタビューを実施。映画初出演の感想、BNK48と女優業の両立などについて聞きました。
演じる自分、見るのが恥ずかしい
Q.映画初出演の感想をお願いします。
アーリークンさん(以下敬称略)「信じられないと思い、すごく興奮しました。映画を見るのは好きですが、自分がスクリーンに映る側になるとは思いませんでした。本当に信じられないようなことでした。演技の経験がないので心配もありましたが、素晴らしいチャンスだと思って、挑戦するからには全力でと思いました」
Q.演じている自分の姿を見ていかがでしたか。
アーリークン「BNK48のライブ映像などはいつも見ていましたが、演じる自分を見るのは恥ずかしかったです。映画は2回見たのですが、1回目は自分の演技だけを見て、2回目は作品全体を見ました」
Q.演技のワークショップに通われたと伺いました。面白かったことは。
アーリークン「ワークショップは面白いことだらけで、私にとってすべてが新鮮でした。演技や役の作り方、感情を出す方法、セリフの覚え方などを学びましたが、それぞれ興味深く、大変でしたが楽しかったです。
もともと私は人前で泣けませんでしたが、自分の感情をコントロールできるようになってきたので、自分をより深く理解できるようになりました。感情の出し方も分かってきて、泣き虫になりました(笑)ちょっとのことで涙腺が緩んでしまい、感情が豊かになったと思います」
Q.「ホームステイ」は自分の中に幽霊が入る話ですが、撮影中は何人くらいが入っている気分でしたか。
アーリークン「いろいろな人が一つの体の中にいる感じでした。ワークショップで感情を出す練習をしていると、途中で感情の切り替えがうまくいかなくなり、ステージに上がるときは顔は笑顔だけど、ナーバスになりステージに上がりたくないと思ったりしました。演技と実生活がうまく分けられなくなりました」
Q.歌やダンスの表現にもプラスになったのでしょうか。
アーリークン「はい。以前はアイドルとしてステージに上がるときは、笑顔でいつも元気にしていればいいと思っていましたが、演技を勉強し、生身の人間らしく人前で感情を出していいと分かりました。歌も悲しい歌もあれば、楽しい歌やセクシーな歌があります。歌に合わせて演技で培った感情を出せるようになりました」
Q.今後、国際的な活躍も視野に入っていますか。
アーリークン「そうですね。ただ、すぐにハリウッド映画などは考えていません。この映画に出演しただけで、私が期待していた以上のものを得られたと思います。女優は続けていきたいので、オファーやオーディションがあれば積極的に受けて、いろいろな役を演じてみたいです。
BNK48では、アイドルとしての役割があるのでそれを務めていきたいです。また、インフルエンサーとして知名度があり、自分が言ったことはある程度耳を傾けてくれると思うので、大学でも専攻していた化学の素晴らしさなどを広める役割を担いたいです」
映画「ホームステイ ボクと僕の100日間」は10月5日から全国公開。
(オトナンサー編集部)
コメント