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上白石萌音&山崎紘菜、転職するならどんな仕事? 「スタートアップ・ガールズ」W主演

映画「スタートアップ・ガールズ」主演の上白石萌音さん、山崎紘菜さんに、役作りや起業・転職するならどんな仕事か、挑戦してみたい役などを聞きました。

(左から)山崎紘菜さん、上白石萌音さん
(左から)山崎紘菜さん、上白石萌音さん

 女優の上白石萌音さん、山崎紘菜さんのダブル主演映画「スタートアップ・ガールズ」。同作は、天才的な大学生起業家の小松光(上白石さん)とOLの南堀希(山崎さん)が、光の事業をサポートしている水木(山本耕史さん)の計らいで、小児医療遠隔操作で診察する新プロジェクトのパートナーになります。自由奔放な光と、手堅い希が事あるごとにぶつかりながら起業を目指していく…スタートアップをコミカルに描いた作品です。

 オトナンサー編集部では、上白石さんと山崎さんにインタビューを実施。役作りや起業・転職するならどんな仕事か、挑戦してみたい役などを聞きました。

朝、派手な髪型を見て目が覚める

Q.台本を読まれていかがでしたか。

上白石さん(以下敬称略)「すごくスピーディーで疾走感があり、あっという間に読み終えました。セリフもキャッチーなもの、何気ないのに核心を突いたものが多く、面白いと思いました。想像以上に自分の役が破天荒で、『どうしよう』とも思いました(笑)」

山崎さん(同)「スタートアップという言葉や起業の世界を知らなかったので、未知の世界に遭遇したという気分でした。光と希という二人のキャラクターがすごく対照的で面白いと思いました。撮影が始まる前に萌音ちゃんと話したときに『思いっきり振り回すから覚悟してね』と言われ、思いっきり振り回されようと思いました(笑)」

Q.光のテンションはどうやって維持しましたか。

上白石「ずっとナチュラルハイでした。朝どんなに眠くてもあの髪を見ると『派手だな』と思って目が覚めました。監督に、『とにかくうろちょろして、しゃべっていなくてもうるさいキャラを目指してくれ』と言われ、必要以上にアップダウンしたりしていました。今までダメだろうと思ったことも光役は許されていたので、常識が壊されました。自分の中でも革新的な役でした」

Q.山崎さんは役をどのように落としましたか。

山崎「私は自分を平凡だなと思っていて、この仕事をしているといろいろな才能に触れるし、天性のものを持っているなという人に出会います。その才能に直面したときに希が感じることや、平凡、普通でいいのかなという葛藤は理解できました。それと同時に『普通とは何か』を考えました。みんな全く違う環境で生まれて育っていますので、普通の人はいないと思っています」

Q.俳優以外の仕事で起業、または転職するならどんな仕事ですか。

上白石「活字が好きなので本を出版したいです。あとは、ホテルマンに憧れていました。おもてなしがすてきだなと、海外のホテルに泊まるたびに感じていたのでホテルスタッフをやってみたいです」

山崎「モデルのお仕事もさせていただいていて、食べないダイエットや偏ったダイエットを試して体を壊したことがあります。10代の方や学生さんなど、お金や知識があまりない方々と栄養管理士さんを直接結んで、健康的に痩せたり、本当の美しさとは何なのかを教えられたりするシステムができたらいいなと思いました」

Q.破天荒な役はすぐつかめましたか。

上白石「髪を染めてから早かったです。それがスイッチでした。役作りは、あまり苦労はしませんでした。でも段階は踏んでいて、起業家の人に話を聞いたり、自分なりに医療やITについて調べたりして、説明がうそっぽくならないようにしました」

Q.希を演じる上で、役作りにしたことはありますか。

山崎「大企業に勤めるということはどういうことなんだろうと考えました。私も、もんもんと悩むタイプで、分からないことや難しいことがあり、撮影前はもんもんとしていました。悩んだりグズグズしている部分が希らしいのではないかと考え、役に生かせると思いました」

Q.今後、挑戦してみたい役は。

山崎「萌音ちゃんの前で言うのは恥ずかしいですが、バンドマンや歌う役をやってみたいです。あとは激しいアクションをやってみたいです。スタントなどを使わず、自分でやる体を張った役をやりたいです」

上白石「母親役です。お母さん役をやると女性としても変わるのかなと思いますし、私もゆくゆくはお母さんになりたいです。普段は自分のことでいっぱいいっぱいで自分のために動いている役が多いですが、子どもができたら守るものができて、そっちが中心になってというお芝居は深みが必要な気がします。お母さんを愛情たっぷりに演じられるようになりたいですね」

 映画「スタートアップ・ガールズ」は9月6日から全国公開。

(オトナンサー編集部)

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