インバウンド消費の減速感強まるも、ドラッグストアで「珍味」人気
カスタマー・コミュニケーションズが発表した、ドラッグストア(DS)における昨年11月のインバウンド消費調査で、子ども向け珍味の売上数が増加。その背景には何があるのでしょうか。

ビッグデータ分析を手がけるカスタマー・コミュニケーションズ(東京都港区)が先日発表したドラッグストア(DS)における11月のインバウンド消費調査で、子ども向け珍味の売上数が増加したことが分かりました。
中国のSNSで「栄養価の高いおやつ」として話題に
同社では2016年4月より、DSにおける月間売上数ランキングを発表していますが、この数カ月の「菓子カテゴリ」商品の売上数の伸びは著しいといいます。「4月から9月時点で、売上数ベスト30に入る菓子カテゴリ商品は3~6品程度でしたが10月は7品、11月は8品と増加しています」。
ランクインするのは「キットカット」「コロロ」「蒟蒻畑」といった人気の定番商品のほか、今回は子ども向け珍味が伸びを見せました。前月22位だった、チーズと鱈のすり身を加工した「チーズおやつ」は7位に、鶏肉を使った駄菓子で前回圏外だった「おやつカルパス」は18位となりました。
この理由について、同社では「単価が低く、周囲に配りやすいため」としており、続けて「中国の有名SNSで『チーズおやつ』が栄養価の高いおやつとして話題になったことも関係しているかもしれない」としています。
なお、DSのインバウンド消費における全売上数と売上金額はともに前年同月比約10%減となっています。
(オトナンサー編集部)
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