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腹痛の母に水を持ってくる優しい息子描く漫画 両親は感動するも…「まさかのオチ!」

具合の悪い母を気遣う息子の行動を描いた漫画が話題に。腹痛を訴える母を心配して、コップと水の入ったピッチャーを持ってきた息子でしたが…。

具合の悪い母を気遣う息子を描いた漫画のカット=Utamaru(uta131)さん提供
具合の悪い母を気遣う息子を描いた漫画のカット=Utamaru(uta131)さん提供

 具合の悪い母を気遣う息子の行動を描いた漫画がSNS上で話題となっています。腹痛を訴える母を心配して、コップと水の入ったピッチャーを持ってきた息子。その優しい行動に両親は感動しますが…という内容で、「優しい」「キュンキュンしますね」「まさかのオチ!」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

拙い言葉での気遣いがいとおしい

 この漫画を描いたのは、主婦のUtamama(ペンネーム)さん(33)です。台湾系米国人の夫と台北に在住し、3歳の息子を育てながらインスタグラムで漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

Utamamaさん「友達の子どもの写真を見るために始めたインスタで、育児絵日記なるものを見かけ、『私もやってみたい』と思い、始めました。最初のうちはただの一枚イラストでした」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

Utamamaさん「このごろ、拙い言葉をつなげてやっと話していたのがかわいくて、その中で、私を気遣ってくれる姿がいとおしかったので描きました」

Q.いつごろから、病気の人に優しくできるようになったのですか。

Utamamaさん「多分、2歳の終わりごろ、私が料理中にやけどをしたとき辺りからだと思います。飛んできて、心配してくれたことに驚きました。そういう概念があるんだな、と。『おなかが痛いときに水を飲む』という習慣は特になかったので、息子の行動に私も夫も驚きました。

最近だと、胃腸炎になった私を寝坊させてくれました。しばらく1人で遊んだ後、起こしに来て『いっぱいねんねした?』と聞いてくれました」

Q.漫画のセリフが日本語と英語で書かれていますが、ご家庭では何語で会話されているのですか。

Utamamaさん「私と夫の会話は基本的に英語で、息子には私が日本語、夫が英語と中国語で話しかけています」

Q.海外での子育てに苦労はありますか。

Utamamaさん「特にありません。アメリカで出産後、息子が6カ月ほどで台湾に来て、福岡の実家にちょこちょこ帰って…と3カ国で子育てを経験しましたが、アメリカと台湾はむしろ過ごしやすく感じました。

アメリカでは、公共の場で授乳することが比較的受け入れられており、授乳室を探したりする必要がありませんでした。台湾は、おばちゃんを筆頭に皆がパワフルで、いつも助けられています。電車でサラリーマンのおじさんが電話しながら息子をあやしてくれたのも忘れられない思い出です」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

Utamama「『イケメン』『オチが最高』などのコメントが多かったです。私はオチをつけるのが苦手なので、たまにそう言ってもらえるとすごく喜びます(笑)」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

Utamama「英語を楽しみにしてくださっている方も多いので、『学校では習わないけど、よく使う表現』を交えつつ、わが家の日常を発信していきたいです。もう少し台湾らしい投稿をしたいと思います。

似顔絵を描くのが好きで、インスタでよく似顔絵プレゼントを企画するのですが、自信がついたら似顔絵販売をしたいと思っています。また、つわりがひどくて死ぬ思いをしたので、その話もいつか描きたいと思っています」

(オトナンサー編集部)

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