仕事はおまけだ! 自分らしい人生を歩むための“仕事論”説く漫画反響「元気が出た」
仕事についての自身の考え方を描いた漫画が話題に。作者は、仕事はおまけであり、人生の本質は別にあると説きます。
仕事についての自身の考え方を描いた漫画がSNS上で話題となっています。仕事とは、特定の行為に対する対価としてお金をもらうことだと考える作者。そして、仕事はおまけであり、人生の本質は別にある…と説く内容で「グッときました」「言葉が響きました」「元気が出ました」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
仕事だけが人生ではないと気づいた
この漫画を描いたのは、会社員のハレ(ペンネーム)さん(28歳)です。インスタグラムで日々のエピソードを漫画にして発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
ハレさん「2018年4月ごろから、SNS上で描き始めました。この頃、うつになって休職していました。休職中は考え込んでしまうことが多かったため、気持ちの整理や暇つぶし目的で描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
ハレさん「私は悪い意味でまじめな性格で、予想外の業務や他人の業務を振られたとき、何も言わずやってしまうことが多々ありました。うつの原因は、こうした『何でもかんでもやってしまう』『頼られるとNOと言えない』性格だと感じていました。
下っ端の私が体を壊してまで頑張る必要性って何だろう、もっとお金がもらえたら仕事も頑張れるのかなと、さまざまなことを考える中で、感じたことをまとめたいと思ったのがきっかけです。
『私がいないとみんな困るから』と言ってなかなか仕事を辞めない人は、結局、自分に言い訳をしているだけです。残された人が困ることはたくさんありますが、それをどうにかするのが会社ですからね。本当に辞めたいのであれば、そんなことを心配しても意味がないということに気づいてほしいと思っています。
『辞めたいなら辞めちまえ』というのが、伝えたいことのすべてです。私は、仕事だけが人生ではないと、うつのときに気づきました」
Q.今回の漫画を、どのような人に読んでほしいですか。
ハレさん「仕事を辞めたいと思っている人はもちろん、仕事で手を抜いている人にも読んでほしいです」
Q.「働くこと」をテーマにした作品を多く手がけられています。読者に伝えたいことや、メッセージは。
ハレさん「大きなことを言えるほど業績を残している人間ではないので、みんなが楽しく働くためにはどうしたらよいかということを、みんなで考えていきたいと思っています。働くことは楽しいです。お金ももらえますし」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
ハレさん「私と同じように、おそらく、頑張り屋さんの方々からコメントを頂きました。そういう方が切羽詰まっているときに、肩の力を抜くきっかけになればうれしいです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
ハレさん「仕事のこと、生きていて思う哲学的なこと、旦那とのほのぼのした日常など、見てくださる方が笑ったり、共感したりしてくれたら、それだけでうれしいです。今後はイラストでお仕事をもらうことが一つの目標です。何かしら『専門』を作りたいと思っています。まだ模索中ですが、宇宙のことや水族館のことなどいろいろ挑戦したいです」
(オトナンサー編集部)
もらってる額以上の仕事はしないって、全く向上心も生産性もない。
バイトの話かな?