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ここ痛い? お風呂で息子に体の傷痕を心配される漫画 でも、そこはね…共感の声続々

お風呂で見せた息子の優しさを描いた漫画が話題に。母と入浴中、母の体に傷痕があることを発見した息子は…。

漫画「心からの優しさである」のカット=ユウコトリトリ(yuko_toritori)さん提供
漫画「心からの優しさである」のカット=ユウコトリトリ(yuko_toritori)さん提供

 お風呂で見せた息子の優しさを描いた漫画「心からの優しさである」がSNS上で話題となっています。母と入浴中、母の体に傷痕があることを発見した息子。「ここ痛い?」と繰り返し聞きますが…という内容で、「突きつけられる現実」「共感しかない」「悪意がないだけにつらい」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

膝の黒ずみをいまだに心配される

 この漫画を描いたのは、ユウコトリトリ(ペンネーム)さんです。会社員として働きながら、育児サイトでコミックライターとして活躍中です。自身のブログインスタグラムで育児日記を発表しています。

Q.漫画を描き始めたきっかけを教えてください。

ユウコさん「元々、深く考えずにインスタグラムを始めました。最初のうちは、子どもの写真などをアップしていたのですが、イラストや漫画を投稿している方がいるのに気づき『面白そう。私も描いてみようかな』と思ったのがきっかけです」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ユウコさん「インスタグラムで漫画を投稿するにあたって、自分に何が描けるかを考え、身近にネタの宝庫が3人もいることにふと気づき、育児漫画を描くことにしました」

Q.鳥獣戯画風カエルは、どのような経緯でご自身のキャラクターになったのでしょうか。

ユウコさん「元々、鳥獣戯画は好きでした。メジャーな作品なので、『このカエル分かる方いるかな』と遊び心でオチに1コマだけ登場させました。コメントで反応があったので登場するようになりました。今ではカエルにアカウントを乗っ取られています(笑)」

Q.息子さんは「傷痕」の真実に気づいていますか。

ユウコさん「気づいていませんね。いまだに膝の黒ずみを心配されます(笑)」

Q.子育てエピソードを漫画にする際、意識していることは。

ユウコさん「子育てエピソードは、ネタがかぶりがちです。今回の漫画も、過去に似たような投稿をした方がいると思います。そこで、同じ切り口でもどのように表現したら読み物としてより面白くなるかを考えています。そうした意味で、カエルのビジュアルに随分助けられています」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ユウコさん「皆さん、わが子からなかなかのボディーブローを放たれていました。『ホクロを心配された』『首イボをつまんで引っ張られる』『(おでこのシワを見つけて)痛くないのと聞かれた』『(顔を見て)ゴミついてるよと言われた』など。子どもの素直さはときに狂気ですね」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ユウコさん「これからもクスッと楽しんでもらえるような育児漫画を描いていきたいです。子育てに関係ない私自身の話を描くこともあります。失敗談やアラフォー女のあるあるですが、笑ったり共感してもらえたりするとうれしいので、そうしたエピソードも描いていきたいです」

(オトナンサー編集部)

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ユウコトリトリ

会社員兼コミックライター

個人ブログ(https://yukotoritori.biz)とインスタグラム(https://www.instagram.com/yuko_toritori/)で作品を発表。現在「ウーマンエキサイト」(https://woman.excite.co.jp/article/child/sum_E1547802284178/)「すくパラ倶楽部NEWS」(https://news.sukupara.jp/item/55458)で連載中。LINEスタンプ(https://store.line.me/stickershop/author/520643/ja)販売中。

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