お友達の悪いところを話す娘へ…母の言葉がなるほどな漫画 「まねしてみます」と反響
母と娘が幼稚園のお友達について会話する漫画が話題に。お友達が「いつも悪いことをしている」と話す娘に、「いいところ」にも目を向けてほしい母は…。
![母と娘が幼稚園のお友達について会話する漫画のカット=shizu(shizuyuno)さん提供](https://otonanswer.jp/wp-content/uploads/2018/12/181214_iitokomeijin_01-360x360.jpg)
母と娘が幼稚園のお友達について会話する漫画がSNS上で話題となっています。お友達が「いつも悪いことをしている」と話す娘に、「いいところ」にも目を向けてほしい母は、「悪いことばかりかな」と疑問を投げかけ…という内容で「その発想はなかったです」「素敵! まねしてみます」「私も見習いたいです」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
「そこを練習中なんだね」から踏み込んだ
この漫画を描いたのは、主婦でイラストレーターのshizu(ペンネーム)さんです。インスタグラムで自身の育児日記を発表しているほか、「こそだてDAYS」で読者の体験談を漫画化しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつ頃からですか。
shizuさん「長女が生まれて、授乳間隔のメモをつけ始めたのがきっかけです。成長するにつれて育児日記の方がメインになり、エピソードを分かりやすく残すためにイラストを添えて描くようになりました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
shizuさん「4歳の娘と幼稚園の話をしていた時のエピソードです。今までは『それは困ったね、○○くんはそこを練習中なんだね』で話が終わっていたのですが、今回は『でも、悪いところばかりかな?』と一歩踏み込んで話を進めたところ、お友達のいいところを教えてくれたのがうれしかったので漫画にしました」
Q.子育てのエピソードをインスタ漫画にすることで、何か変化はありましたか。
shizuさん「慌ただしく過ぎていく毎日の中でも、何気ない会話や成長に向き合う機会が増えたと思います。この言葉かわいい!とか、このエピソードは残しておきたい!とか。すぐに忘れてしまう事もあるので、スマホや手紙の切れ端にメモすることもあります」
Q.「練習中」という表現は、どこで身につけたのですか。
shizuさん「幼稚園教諭時代にさまざまな個性を持った子どもたちと出会ってきました。皆、得意なことと不得意なことがあり、発達のスピードが違って、その子なりに頑張っていることも他の子から見たらまだまだ…なんてこともあり。
それをからかったりせず、ルールを守れない子、悪い子、などの先入観を持たずに友達と接してほしいという願いから、『できないことがあるのはみんな同じ。赤ちゃんもある日突然歩けるようになるわけじゃないように、何でも少しずつ上達するものだよ』と伝えるために、いつの間にか使っていた表現です」
Q.娘さんには、お友達とどのような関係を築いてほしいですか。
shizuさん「多様な個性を受け入れて、伸び伸びと自分らしくいられる友達と巡り会ってほしいと思っています」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
shizuさん「『うちの子も同じように悪いところを報告してくれるので返答に困っていました。その考え方を伝えます!』『いいところを見つける天才!という親からのアシストで、お友達のいいところを見つけられる子になるのかも! そうやって言ってみます!』などうれしいコメントを頂きました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
shizuさん「基本的に個人的な親バカ育児日記なのですが…大きくなった娘たちと見返したときに、お母さんたちはこんなふうに考えて子育てしてたんだよ、あなたはこんなことを言ってたよ、どんな時だってあなたはとても大切な存在だよ、ということが伝わればと思っています。インスタは、なかなか思うように更新できていないので、更新率を上げることが当面の目標です(笑)」
(オトナンサー編集部)
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