上司からの「デスク爆弾」は面倒? 雑談に焦点「社長のおごり自販機」のサントリー&専門家に聞く
雑談を促す自動販売機
サントリー食品インターナショナルは、社員同士の雑談に着目し、2021年に法人向けのコミュニケーション促進サービス「社長のおごり自販機」を開始しました。このサービスを始めたきっかけや狙いについて、マーケティング部の松本俊さんに聞きました。
Q.そもそも、「社長のおごり自販機」とは、どのようなサービスなのでしょうか。サービスの狙いも含めて、教えてください。
松本さん「社長のおごり自販機は、2人の社員が社員証を同時に自動販売機の専用端末にかざすことで、好きな飲料を無料で入手できるサービスです。飲料の購入時や購入後といった隙間時間に社員同士の雑談を促す狙いがあります。導入企業さまが社員の飲料代を負担する仕組みで、従業員への福利厚生の一環として活用が可能です。
働き方が多様化し、リモートワーク化が加速する中で、上司・部下・同僚間での仕事以外のコミュニケーション機会が減っていることを社会的な課題と捉えました。
その課題に対し、“自販機でオフィスをちょっとハッピーに”という思いのもと、いつでも手軽に飲み物が買える自販機を通じて、職場内のコミュニケーションのきっかけをさらに増やせないかと考え、社長のおごり自販機を開発しました。他愛のないおしゃべりから、新しいアイデアが誕生することを期待しています」
Q.「雑談」に焦点を当てたサービスを始めたのは、御社が初めてなのでしょうか。「社長のおごり自販機」の導入企業からは、どのような意見が寄せられているのでしょうか。
松本さん「自販機による『雑談』に焦点を当てたサービスを開始したのは、当社が初めてです。導入企業さまからは『自販機1台でここまでコミュニケーションが増えるとは思っていなかった』『手軽な福利厚生として導入しやすい』といった声を頂いております。また、利用者さまからは『気軽に話し掛けやすい』『出社する楽しみが増えた』『初めての人でも話し掛けやすい』といった声を頂いております」
(オトナンサー編集部)
コメント