酒税改正の中、「パーフェクトサントリービール＜黒＞」限定発売　狙いをサントリーに聞いてみた

　10月1日から酒税が改正され、ビールの350ミリリットル当たりの税額は70円から63.35円と、約7円引き下げられました。そんな中、サントリー（東京都港区）が10月3日、糖質ゼロビール「パーフェクトサントリービール」の新商品を数量限定で発売しました。発売の狙いについて、同社に聞きました。

ビールカテゴリーの活性化狙う

　糖質ゼロビール「パーフェクトサントリービール」は2021年4月に発売されました。上質で深いコクが特長の「ダイヤモンド麦芽」を一部使用したほか、独自の発酵技術により、糖質ゼロでありながら力強い飲み応えを実現。順調に売り上げを伸ばしてきました。

　今回発売された糖質ゼロの黒ビール「パーフェクトサントリービール＜黒＞」は、ダイヤモンド麦芽のほか、上品な香ばしさが特長の厳選された「黒麦芽」を一部使用し、ホップの配合比率と発酵条件を調整。飲み応えを維持しつつ、黒ビールらしい香りと味わいに仕上げているということです。

　同社の担当者は、パーフェクトサントリービールの新商品を発売した狙いについて、2月に「ザ・プレミアム・モルツ」ブランドをリニューアルしたほか、4月には「サントリー生ビール」を発売するなど、10月の酒税改正に向けてビール商品を強化してきたと説明。

　その上で、今回の酒税改正でビールに注目が集まる中、「パーフェクトサントリービール＜黒＞」を発売することでビールカテゴリーの活性化のほか、顧客とブランドとの接点強化をさらに図っていくということです。

　また、「『体のことが気になるけど、ビールのおいしさには妥協したくない』という人のための選択肢を広げ、機能系商品の市場拡大を図ることを目的としています」と、想定している顧客層を明かしてくれました。

　担当者は、それぞれ違った味わいが楽しめるとして、「パーフェクトサントリービール」と「パーフェクトサントリービール＜黒＞」を飲み比べてみるのをお勧めしています。この機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。

（オトナンサー編集部）