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フリマアプリで出品相次ぐ「黒電話」、今も使える? 「停電時でもつながる」は本当? NTT東日本に聞く

回転ダイヤル式の「黒電話」は、今でも使えるのでしょうか。NTT東日本に聞きました。

黒電話は今でも使える?
黒電話は今でも使える?

 40歳以上の人であれば、回転ダイヤル式の「黒電話」を使ったことのある人も多いのではないでしょうか。近年、この黒電話がブームとなっているようで、フリマアプリでは出品が相次いでいます。黒電話は、今でも使えるのでしょうか。また「停電時でもつながる」と言われていますが、本当なのでしょうか。NTT東日本(東京都新宿区)に聞きました。

「ダイヤル回線」の選択が必須

 NTT東日本によると、黒電話を使用するには、NTT東日本が提供する固定電話サービスの「加入電話」または「加入電話・ライトプラン」の契約内にて、「ダイヤル回線」を選択する必要があります。この場合、電話線を黒電話につなぐだけで使用できるということです。

「加入電話」「加入電話・ライトプラン」には、「プッシュ回線」もありますが、なぜこの回線では使用できないのでしょうか。担当者は「ダイヤル回線とプッシュ回線では、発信信号が異なるからです。ダイヤル回線は主に黒電話、プッシュ回線は主にプッシュ式の電話機に対応しています」と回答。

 また、「プッシュ回線はダイヤル回線より早く相手につながり、より快適に使用できるのが特徴です。現在、当社が一般向けに提供する固定電話サービスは、プッシュ回線向けが主流となっています」と説明しています。

 停電時にも黒電話を使用できるかどうかについては、「黒電話は、電話線を通して電力が供給されるタイプの電話機のため、停電時も電話線がつながっていれば通話が可能です」と教えてくれました。

「黒電話は災害に強い」のでしょうか。担当者は「黒電話が特段、災害に強いというわけではなく、プッシュ式の電話機についても、電話線から給電するタイプの機種があります」と指摘。

 その上で、「地震などの災害時は、電力線と同時に電話線も切断されるケースがあり、その場合は使用できません。つまり、災害時に必ず使えるというわけではありません」と説明しています。

 現代で黒電話を使う場合、アナログ回線の契約が必要となりますが、使い方次第によっては活用もできますし、インテリアとしても映えそうな黒電話。部屋に一台、設置してみても良いのかもしれません。

(オトナンサー編集部)

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コメント

2件のコメント

  1. 色々と不完全な記事です
    まず、プッシュ回線でも電話をかけることは可能です
    プッシュ回線を押したときの音を流せばかけられますし、それ用のアプリなんかもあります
    また、ダイヤル回線と言っていますが、正確にはアナログ回線です、今大多数を占める光回線ではダメです

  2. 私はIP電話+UPSで黒電話を利用中です。
    デメリットは、自動音声で#を要求されるなどの場合は単体で利用できない等が起き得ます。

    また、記事中にあるように、普通の電話機でも停電時対応してる機種は有ります。
    一度、電話機のコンセントを抜いて自分の家にスマホからダイヤルしてみましょう。
    ナンバー・ディスプレイを契約している場合、停電時対応してる電話機でも、変わった鳴り方をしている場合は電話番号を送信中なので、直ぐには受話器を取らずに、万が一取った場合ももとに戻し、数秒後に普通の鳴り方になってから取らないと通話中になってしまいます。

    ひかり電話等のIP電話の場合は、UPS(無停電電源装置)を利用することで普段通り使える可能性が有りますが、一部のマンションなどでは不通になる可能性もあるので購入前にプロバイダ等に問い合わせてみましょう。