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“童貞”に見えるのか不安だった…映画「チェリーボーイズ」主演・林遣都インタビュー

「童貞に見えるように撮りますから」

林遣都さん

Q.役作りで特別にしたことなどはありますか。

林「最初にいろいろ試してみました。まず鏡を見てどうしたら童貞っぽく見えるのかとか。見た目を極端に変えたりとかしないのですが、悩みすぎて極端なことをやろうかと思ってしまいました。でもそうではなく、自分のルックスでそういう風に見えたら、より本物だと思って試行錯誤を続けました。いつもそうなんですけど、役を作る時は立ち姿や歩き方、目付きなどを考えます。それだけに今回はハードでした」

Q.あまり笑わない役柄でしたが、どのような感情を抱えていたと思いますか。

林「他の2人は外見のコンプレックスを持っていますが、国森は内面がさび付いたような、簡単にはぬぐい切れないコンプレックスを抱えている感じです。自分を好きになりたい。カッコ良くなりたい。音楽が好き。でも自分にもわからない感情があって、東京に出て音楽をやろうとして、人間関係をうまく築けず、それが自分ではわからなくてコンプレックスが膨らんでいるイメージです。人を信用しないし、寄り添える人もいません。地元に帰ってきて、つるんでいた2人と再会して、ちゃんとした友達になっていきますが、2人が自分にとって初めて心を開ける存在になっていきます」

Q.共演者の前野さんと栁さんの印象を教えてください。

林「前野さんは以前も共演していて尊敬する役者さんです。自分で監督もされているし、松居さんとも仲が良く、脚本の意図を誰よりも読み取れる方だと思っているので、困った時はいつも相談し、頼りにしていました。栁くんはかっこいいイメージでしたが、良い意味で普通の感覚を持っていらっしゃる方で大好きになりました。僕と波長がとても合っていました。役者としては役と真摯に向き合っている人です。3人でずっと仲良くやっていけると思いました」

Q.(ヒロイン・釈笛子役の)池田エライザさんの印象はどうでしたか。

林「現場ではほとんどお話していません。『役柄でどうにかしてやろう』とギラギラしていたのでおのずとあまりお話しできず、フレンドリーにしてもしっくり来ないと思いました。撮影時以外も国森と笛子の距離感でいたいと思いました」

Q.西海謙一郎監督から何か変わった注文や演出はありましたか。

林「西海監督とは密に話し合い、役の思いや捉え方、どういう作品かを確認し合っていました。撮影に入る前に同じ方向を向いてくださりました。また、役のどういう部分が共感できるかなども話しました。現場でもシーンごとに話し合い、一番近い存在でした。僕が童貞に見えるかどうか不安だった時も『童貞に見えるように撮りますから』と言ってくださったので全部預けようと思いました」

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