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保育園時代に壁に落書きをした長女 7年たって動機を告白し「ジーンとした」「ほほえましい」の声

7年越しに長女から聞いた、落書きの動機について描いた漫画が話題に。保育園時代に壁に「あ」と落書きをした長女。小学6年になってから当時の動機を語り始め…。

7年越しに長女から聞いた、落書きの動機について描いた漫画のカット=まりまり(marimari_ot)さん提供
7年越しに長女から聞いた、落書きの動機について描いた漫画のカット=まりまり(marimari_ot)さん提供

 7年越しに長女から聞いた、落書きの動機について描いた漫画が、SNS上で約8500の「いいね」を集め話題となっています。7年ほど前、当時、保育園児だった長女が壁に「あ」と落書きをしたことがありました。やがて小学6年になった長女が、その落書きを指さして言ったこととは…という内容で「すごくうれしかったんだね!」「ほほえましいです」「ジーンとしました…」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

話をよく聞かなかった自分を反省

 この漫画を描いたのは、作業療法士のまりまり(ペンネーム)さんです。中学1年と小学5年の姉妹の日常や体験談を漫画にし、インスタグラムブログで発表しています。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

まりまりさん「長女の気持ちを聞いたので、『昔の自分に長女の声を届けてあげたいな』と思ったことがきっかけです」

Q.叱った日のことを、覚えていましたか。 

まりまりさん「このいたずら書きが目に入るたびにその日のことを思い出していたので、忘れることなく記憶していました」

Q.なぜ、今まで消さなかったのでしょうか。

まりまりさん「いたずら書きがあまり目立たない大きさだったこと、またボールペンで書いてあったので、どうやったら消せるか調べなくちゃと思っているうちに、7年くらい経過していました…」

Q.7年前のエピソードを、なぜ娘さんは教えてくれたのでしょうか。

まりまりさん「年末の大掃除のときに改めてこの落書きが目に入って、思い出したようです」

Q.娘さんからこの話を聞いて、どう思いましたか。

まりまりさん「『うれしくてうれしくて落書きしてしまった』という本当の理由を聞けて、よかったと思いました。ちゃんと話を聞かなかった自分を反省する機会にもなり、新たな視点を持てました」

Q.もし今の自分だったら、怒らないと思いますか。

まりまりさん「あのときは気付けなかった子どもの気持ちを知ったので、驚いて反射的に注意するのではなく、『なんでそうしてしまったの?』と、少し落ち着いて子どもの話を聞けるのではないかなと思います。多分…」

Q.子どものいたずらに悩まされているお父さん、お母さんにアドバイスはありますか。

まりまりさん「頂いたコメントを見ても、同じように『字が書けるようになって、うれしくていろいろなところに書いてしまった』という人が割といらっしゃいました。思いもよらない所に落書きを見つけたときは、少し気持ちを落ち着かせてからお子さんに理由を聞くと、意外な答えが返ってくるかもしれません…!」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

まりまりさん「私と同じように、『あのときに話を聞けばよかったな』と感じている人のコメントがかなりあり、共感していただけてうれしかったです」

Q.現在取り組んでいる創作活動は。

まりまりさん「インスタグラムでは場面緘黙(かんもく)の次女について、ブログではドイツのママ友さんの世界について描いているので、ぜひご覧ください」

(オトナンサー編集部)

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