有村架純、肥薩おれんじ鉄道は「自分自身と向き合える電車」 映画「かぞくいろ」現場から
地方ローカル線を舞台にした人気映画「RAILWAYS」シリーズの新作「かぞくいろ」。出演する有村架純さん、國村隼さん、桜庭ななみさんからコメントが届きました。
地方ローカル線を舞台に人と人のつながりや自分の生き方を見つめ直す姿を描き、幅広い世代から人気の映画「RAILWAYS」シリーズの新作「かぞくいろ」。その撮影現場から、有村架純さん、國村隼さん、桜庭ななみさんのコメントが届きました。
有村さん演じる奥薗晶は、夫の修平とその連れ子・駿也(歸山竜成さん)と3人で幸せに暮らしていましたが、突然夫と死別。鹿児島県で鉄道の運転士をする義父・節夫(國村さん)が、経済的な理由から東京で暮らせなくなり、行くあてがない晶と駿也を鹿児島の家に迎えます。そこから、血のつながらない3人の共同生活が始まります。
有村さん、國村さん、桜庭さんの3人は、舞台の肥薩おれんじ鉄道について次のようにコメントしています。
<有村架純さん>
「東京では本当に人が多く、満員電車に押し潰されそうになりながら日々乗っているかと思いますが、(肥薩おれんじ鉄道は)一両だけで人を乗せて人を送り出していく、本当に静かに進んでいく電車だと思います。そういう空間は私生活で最近なくて、この電車に乗ると自分自身と向き合える時間があるというか、一駅一駅長く乗っているわけではないですが、ゆったりと自分自身と向き合える電車だと撮影をしながら感じています。とても素敵な電車だと思います」
<國村隼さん>
「単車両でしかも気動車で、電気ではなくディーゼル機関で動いている、なぜか生き物のような、人に通ずるような温かみを感じます。車窓から広がる景色がとてもバリエーションに富んでいて、海岸線で海のきれいな景色が広がっているかと思えば、山に入っていき、少し行けば川を下ったり、人間の生活がそこに垣間見えるような気がします。このバリエーションに富んでいる景色の印象が人間の温かみを感じさせてくれるのにつながっているのかなと思っております」
<桜庭ななみさん>
「私は転校した友達の家へ、一人でおれんじ鉄道に乗って行ったことを思い出しました。一人で乗ったのですごく緊張したのを覚えています。途中から乗ってきたおばあさんにすごく話しかけてもらって、それがとても温かいエピソードとして残っています。地元の皆さんの温かさを改めて思い出させてくれる、素敵な電車だと思います」
(オトナンサー編集部)
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