注文聞きに来い! 回転ずしで操作が分からず、テンパりギレする老人を見た話 同情も…「出会いたくない」
回転ずしを食べに行ったときの出来事を描いた漫画が話題に。ある日、1人で回転ずし店を訪れた女性でしたが…。

回転ずしを食べに行ったときの出来事を描いた漫画「回転寿司店でキレまくり老人と対面してしまった」がSNS上で話題となっています。ある日、1人で回転ずし店を訪れた女性。店の入り口には行列ができており、先頭には、タッチパネルの操作に戸惑っている老夫婦がいて…という内容で「出会いたくない…」「怒っている人を見ると萎縮してしまいます」「元カレを思い出しました」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
あまりに大きな怒鳴り声が気になって…
この漫画を描いたのは、テレビ東京社員兼漫画家として活躍している真船佳奈さん(32)です。これまでに「オンエアできない!~女AD まふねこ(23)、テレビ番組つくってます~」(朝日新聞出版)、「オンエアできない!Deep」(同)などの作品を手がけています。日々の出来事を漫画にして、インスタグラムやブログ「テレビマン漫画家 真船佳奈のトラブルDAYS」で発信しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
真船佳奈さん「もともと絵を描くのは好きだったのですが、テレビ局のADとして働く中で『変だな』『面白いな』と思った出来事を絵日記のように描いていたのが始まりです。その絵日記のような漫画のようなものを会社の先輩がツイッターで拡散してくれたことで、出版社さんからお声がかかり、2017年に漫画家デビューしました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
真船佳奈さん「1人でご飯を食べに行ったとき、変わったお客さんなどがいるとついつい気になってしまうのですが、今回は、かなり大声で怒っていらっしゃる方だったので、様子が気になって見ていました。帰り道に『そういえば、店員さんを怒鳴りつけている人って結構いるよな~』と思い、漫画にしてみました」
Q.怒っているところを見たときの心境を教えてください。
真船佳奈さん「最初のうちは『確かに電子化が進みすぎて大変だよな』と思って見ていたのですが、若い女性店員さんを何度も呼びつけて怒鳴っているのを見て、『普通に優しく聞けばいいのにな~』と思いました」
Q.一緒に来店していた、男性の奥さまはどのような対応だったのですか。
真船佳奈さん「一緒に怒鳴ったりはしていませんでしたが、あまり、旦那さんの挙動に驚いたりもしていないようでした。今までも、ずっとこういう感じだったのかな~と勝手に思っていました」
Q.帰るときまで、同じように怒っていたのでしょうか。
真船佳奈さん「私の方が先に出てしまったので分からないです。おいしいおすしに満足して、機嫌を直してくれたことを祈ります…!」
Q.このご夫婦を見て、何か学んだことはありましたか。
真船佳奈さん「私もメカや組み立て家具などで、すぐイライラしてしまう方なので、人ごととは思えないなと感じました。でも、大きな声で誰かが怒っている様子は周りまで不愉快な気持ちにさせるので、自分の感情をダイレクトに他人にぶつけまくらないようにしようと思いました」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
真船佳奈さん「『こういう人います!』というご意見や『怒鳴りつけるのはいけないけど、確かに、最近の電子化はご年配の方には難しいよね』というご意見を頂きました。また、『元カレがそうでした』など、年齢にかかわらず、怒りをダイレクトにぶつけてしまう人はいるようです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
真船佳奈さん「これからもどんどん、日常にある発見や面白いことなどを漫画を通して発信していきたいです!」
(オトナンサー編集部)
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