高っ ダブリンのラーメンは2000円で我慢してた私、知人と豚骨&ギョーザを食べた結果…「手強そうです」
海外で初めてラーメンを食べたときの出来事を描いた漫画が話題に。アイルランド留学中、日本のラーメンが恋しくなった女性ですが…。

海外で初めてラーメンを食べたときの出来事を描いた漫画「海外のラーメン」がSNS上で話題となっています。アイルランド留学中、日本のラーメンが恋しくなった女性。しかし、アイルランドのお店で食べるラーメンは1杯約2000円もするため、我慢していました。そんなある日…という内容で「海外のラーメン、ぬるいですよね」「海外のラーメンとギョーザは手強そうです」「日本のラーメンが恋しいです」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
見た目こそ悪くなかったものの…
この漫画を描いたのは、イラストレーターとして活動している、おすし(ペンネーム)さんです。インスタグラムやツイッターで、海外での出来事などを漫画にして発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
おすしさん「留学中の2019年10月ごろです。アイルランド留学中、日本では考えたこともない価値観、出会ったことのない人との会話の中で、自分自身、考え方や生き方にかなり影響を受けました。改めて気付いた日本の良さや、海外のいろいろな面白い文化や柔軟な考え方をもっと知ってほしいと思い、描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
おすしさん「日本に住んでいると、当たり前のようにおいしいラーメンを食べられますが、海外ではそれが当たり前じゃない。値段も高いし、おいしくないしで、とてもがっかりしたんです。でもそれと同時に、海外の日本食が現地の方用にいろいろ、とんでもないアレンジが加えられていた面白さも伝えたくて、描いてみました」
Q.このラーメン店は人気店だったのですか。
おすしさん「はい。ダブリンではわりと有名な日本食のチェーン店でした。ギョーザもラーメンも見た目は悪くなかったです。ただ、ギョーザの具は中身が何だか分からないほどに『ティッシュ』の食感がしました(笑)」
Q.他のアイルランド人も「おいしい」と言って食べていたのでしょうか。
おすしさん「そのときはハウスメートのアイルランド人と2人だったので、他の人の反応は分かりません。ただ、そのお店のラーメンのクチコミはなぜか良かったです。『ダブリンで最高のラーメンだ!』と書かれていました(笑)ギョーザの評価は高くなかったので、やはり、ティッシュの食感は現地の方にも合わなかったようです」
Q.この後、アイルランドの他のお店や他の国でラーメンを食べたことは。
おすしさん「ないです(笑)ラーメンは1杯2000円くらいしたので、ぜいたく品だったんです。高いのに『とんでもマズラーメン』を食べる勇気はありませんでした。韓国製のインスタント麺(200円)の方がおいしいので、よく買って食べていました」
Q.他に日本の食べ物で、海外では全く違っていた食べ物はありましたか。
おすしさん「おすしです(笑)『フランス料理かよ!』って思うようなお皿の盛り付け方、梅酒はワイングラスで…何ともおしゃれなおすし屋さんで落ち着かなかったです。ちなみに、お米はギッチギチな固さの『ギチメシ』でした。『海外でおすし食べてみた』という過去の投稿をぜひご覧ください」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
おすしさん「海外でラーメンを食べたことがある方々から共感の嵐でした! 他の国でも高いラーメンを食べて、『ぬるくて、麺が伸び伸びだった』という方や、『インスタントラーメンを作った方がマシ』という声もちらほら。海外向けなのか、日本では見たこともないような『唐揚げラーメン』『トンカツラーメン』『ベジタリアンラーメン』といったラーメンもあったそうです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
おすしさん「海外でのカルチャーショックやヘンテコ生活などを漫画でまとめたガイドブックのような、海外系エッセー本を描くのがひそかな夢です。他にも『おすしちゃん』を題材にした大人向けの絵本、グッズも作りたいなど…やりたいことがたくさんあります(笑)今後もインスタグラムを続けていくので、よろしくお願いいたします!」
(オトナンサー編集部)
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