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アキラ100%の下積み時代 役者志望、椎名桔平から“失踪”、ニート、芸の道へ…

10年かかってたどり着いた“裸芸”

Q.しかし、お笑いも厳しい世界です。

アキラ100%「初めは、ちょうど脱サラした大学の同級生を説き伏せて、6~7年くらいコンビ活動していました。でも、相方は2011年に芸人を辞めたので、そこからはピンです。ピンでもいろいろとやりましたが、いいネタができなくて、ちょっと背中を押されたら、『辞めます』って言ってしまうくらいには行き詰まっていました(笑)」

Q.そこから“裸芸”に行き着くまで時間はかかりましたか。

アキラ100%「芸人を始めてから10年かかりました…コンビ時代に『喫茶ナチュラル』という、オーガニックのお店かと思ったら僕が裸で出てきて『そのナチュラルなんかい!』というネタがあって、それをピンネタにしたんです。

『太陽にほえろ!』的に“丸腰デカ”と名付けて刑事コントに直したら、2015年の『山-1グランプリ』(『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の企画)に出させていただけることになりました」

Q.それから、テレビの露出が増えたんですね。

アキラ100%「他の番組の方も『山-1グランプリ』を見てくださっていたようで、いろいろなネタ番組に出させていただきました。コンビでも他のピンネタでも駄目だったので、もしかしたらチャンスがあるんじゃないかと、そこからは他のネタは作らないで全部裸芸にしました(笑)」

Q.そして「R-1ぐらんぷり」優勝です。

アキラ100%「R-1優勝は2017年で『山-1グランプリ』から2年たっていました。ライブに来るお客さんも裸芸に飽きてウケなくなってきたのですが、1~2年は捨てる思いでやっていたら、2016年の『笑ってはいけない~』に原田龍二さんと一緒に出させていただいて、その翌年にR-1優勝できまして、ようやく日の目を見ることができました」

Q.お笑いで注目を集め、現在は、元々志していた役者としてもご活躍中です。

アキラ100%「自分でも本当に不思議な人生だなと思います。20代の頃に役者を諦めて、30歳からお笑いを始めて、しかも、お笑いの中でもギリギリのネタ(笑)そしたら40歳でテレビに出させてもらるようになって、ドラマにも呼んでいただいて…こんなうまい話はない、でき過ぎなくらいです。本当にご縁を頂いていると感じています」

Q.「トップナイフ」では、椎名さんと共演されています。

アキラ100%「二十数年ぶりにお会いしました。共演シーンは今のところないのですが、スタジオでニアミスできるタイミングがあって、デパートでソムリエさんに相談して買ったワインを持って、『申し訳ございませんでした』と直接おわびをすることができました。

他の番組の企画でお手紙を頂いたことはありますが、今回やっとお会いすることができて本当によかったです。バイトでもあんな辞め方はしませんから。胸のつかえが取れた思いです」

Q.医療ドラマの現場は緊張感がありますか。

アキラ100%「僕自身はすごく緊張しています(笑)いつも1人でネタをやっているので、やっぱり全然違います。天海祐希さんはじめ、皆さんは医療用語も多いですから、せりふを間違えちゃいけない、雰囲気を壊しちゃいけないとプレッシャーを感じています。でも、現場は和気あいあいとしています。天海さんがとても明るい方で、そのお人柄が現場の雰囲気そのものになっていると思います」

Q.最後に、アキラ100%さんの見どころを。

アキラ100%「コメディー要素もありますが、人間の脳の不思議を扱い、人間模様も描かれます。僕は、お笑いっぽいことで目立つのではなく、違和感なく作品に溶け込みたい。その方が、視聴者の皆さんがドラマに集中できると思います。もちろん、僕だと分かっていただけけたら、それはすごくうれしいことです。僕は初療室にいます。眼鏡を掛けた医者がいたら、僕だと思っていただければありがたいです」

「トップナイフ」は天海祐希さん主演の医療ドラマ。脳神経外科を舞台に、超一流の技術を持ちながらも不器用な医師たちの活躍と、人間の苦悩や葛藤を描きます。アキラ100%さんは救命医・織田直人役で出演。

(オトナンサー編集部)

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