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お風呂上がり、ふざける息子を感情的に叱った自分を反省する漫画 返事が「冷静だ」

怒る母親に対する息子の言葉を描いた漫画が話題に。お風呂上がりにふざける息子に「かあちゃん、おこるよ!」と声を荒らげる母親ですが…。

怒る母親に対する息子の言葉を描いた漫画のカット=白田ちりこ(shirota_chiriko)さん提供
怒る母親に対する息子の言葉を描いた漫画のカット=白田ちりこ(shirota_chiriko)さん提供

 怒る母親に対する息子の言葉を描いた漫画がSNS上で話題となっています。お風呂上がりにふざける3歳の息子に、「かあちゃん、おこるよ!」と声を荒らげる母親。しかし、感情的になったことを反省し、適切な言い方を考えますが…という内容で「冷静だ」「そんな返事もあるのか」「怒りをしずめるのは難しいですね」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

お風呂上がりにいつまでも裸で…

 この漫画を描いたのは、漫画家・イラストレーターの白田ちりこ(ペンネーム)さん(35)です。インスタグラムでは、夫と息子の観察日記を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

白田さん「2017年からです。SNSで知り合った方に、『イラストが描けるなら、今はやってる育児漫画やってみれば?』と言われて始めました。当時は時短の会社員をしていて、隙間時間でできるので続けられました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

白田さん「『ぼうやは怒ってないよ?』という子どものピュアな返しが面白くて、ネタにしました」

Q.このときは、どういう状況で怒っていたのですか。

白田さん「お風呂上がりにいつまでも裸で、『服を着なさい』と言えば言うほど面白がって逃げるので私がキレた…という次第です」

Q.感情的に叱ることを反省されていますが、普段は、どのような叱り方を心掛けているのでしょうか。

白田さん「普段は声を荒らげることはあまりないです。3歳児は悪気があってやるわけではないので、怒りという感情をぶつけるのは理不尽だと思ってしまうからです。あとは、こちらが感情的に怒ると、ぼうやも号泣して逆に収拾がつかなくなるので意味がないというのと、なぜいけないかを説明した方が繰り返すこともなく話が早いからです。

普段は『相手はまだ生まれて3年…世のことわりを知らないだけだから仕方ない…まずは相手の言い分を受け止めよう』という気持ちで説明することを心掛けています」

Q.ママの怒った顔を見て、ぼうやはキョトンとした顔をしています。普段、怒られているときはどういう反応が多いのですか。

白田さん「『それはやっちゃダメ!』と言われて、不満げに『やだ!』と言い返すこともあります。『わざとじゃないの~!』的に涙ぐみ、納得すれば素直に『ごめんなさい』という感じです」

Q.ぼうやの言葉をどのように受け止めたのでしょうか。

白田さん「『そらそーだな(笑)』と脱力しました。よく考えたら、別に怒るようなことでもないし、私が疲れて、イライラして大きな声を出しただけだったなと反省しました。気持ちを切り替えてぼうやを捕まえ、抱き締めてコチョコチョして遊びながらパジャマを着せて終わりました」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

白田さん「『うちも同じようなことがありました』『うちは笑いに変えて説明するようにしてます』『冷静だね』などのコメントがありました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

白田さん「引き続き、ぼうや、とうちゃんとの笑えるやりとりを記録していきたいです。また、育児ジャンルに限らず、自分以外の人のエピソードを漫画化したいと考えています」

(オトナンサー編集部)

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