「早く食べなさい!」で早食い…親の曖昧な指示に子どもは戸惑う、具体的に伝えよう
「言い換え」を意識してみる
曖昧でなく、はっきりと伝えるために「言い換え」を意識してみてください。例えば、子どもが友達から乱暴におもちゃを奪おうとしたとき。「お友達をたたいてはだめよ」と言っても、「たたく」ことを禁止するだけで、どうすればよいのかが具体的に伝わりません。「おもちゃが欲しいときは『貸して』と手を差し出してね」と伝えましょう。
「早くしなさい」と言いたいときは、「8時までにはご飯を食べ終えよう」と具体的な時間を伝えます。時計が読めない場合は「砂時計の砂が落ちるまでに片付けよう」や、実際にカウントダウンをしながら、「100数える間に片付けよう」と伝えるのもよいでしょう。
「言い換え」の例は、他にもあります。
・「シー、シー」「静かにしなさい」→「口を閉じて」「音量ゼロ(音量オフ)」
・「ちゃんとしなさい」→「背中を伸ばして座ろうね」
・「順番を守りなさい」→「○○君は、○○ちゃんの次だよ」「3番目だよ」
生まれてまだ数年しかたっていない子どもは、人生経験が短い分、言葉から全てを察するのはハードルが高いのかもしれません。親は、子どもが行動しやすいように、曖昧な指示ではなく、「具体的にどうすればよいのか」を伝えましょう。親も、自身のストレスとなっている“年中無休の怒り屋”を卒業できるかもしれませんよ。
(子育て本著者・講演家 立石美津子)



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