まずは認識してほしい…実際に遭った、さまざまな「痴漢」被害描くイラストに共感の声
電車内で実際に遭遇した「痴漢」被害を描いたイラストが話題になっています。

電車内で実際に遭遇した「痴漢」被害を描いたイラストがSNS上で話題となっています。痴漢の被害は年齢・性別を問わず、また必ずしも「被害者=女性」「加害者=男性」という構図で起こるものではないため、「子どもの頃に遭遇して怖かった」「男ですが、似たような被害を受けた」など、さまざまな声が上がっています。作者の女性に聞きました。
迷惑行為に対する認識の乖離
このイラストを描いたのは、イラストレーターのなごさんです。現在、フリーランスで活動しています。
Q.イラストや漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
なごさん「小さい頃から漫画が好きで、見よう見まねで絵を描いていました。本格的に描き始めたのは5〜6年ほど前からです」
Q.今回のイラストを描いたきっかけは。
なごさん「迷惑行為に対する認識の乖離(かいり)があると感じたからです。実際に被害に遭う方がいて、しかし、それを訴えても『うそだ』『自意識過剰だ』と信じてもらえず、それどころか『被害者が隙を見せたからだ』『黙って受けていた方が悪い』と言われる、この状況を打破したいと思いました。そこで、まずは『こういう被害があるんだよ』と認識してもらえるよう、絵に起こしました」
Q.描かれている痴漢被害は、実体験でしょうか。
なごさん「私や家族、近しい友人の実体験が含まれています。どれも時間や状況は関係なく、昼間のガラガラの車内でも起こることです。年齢や服装もバラバラですし、一貫性はないと感じました。特に『押し付け系』は満員電車よりもガラガラな車内の方が多いように思います」
Q.これらの痴漢行為を「信じてもらえない」ことについて、どのように思われますか。
なごさん「友人とも話していたことですが、『幽霊を見たことがある/ない』に通じると思っています。迷惑行為をしたことがない人には想像もつかないでしょうし、知らないからこそ簡単に、『それくらいのことで』『自意識過剰だ』などと言い切れてしまうのではないでしょうか。
せっかく勇気を出して話したことを否定されるのはつらいことなので、まずはこのような迷惑行為があることを認識していただくことが第一歩かなと思います」
Q.イラストについて、どのような意見が寄せられていますか。
なごさん「男女問わず、いろいろな迷惑行為とその被害の内容が送られてきます。手口や内容、場所、時間も多種多様で、安全な場所はないのかと驚くばかりです。中でも、小学生の頃に初めて被害に遭った方々が多く、読んでいるだけで悲しくなってしまいます。
また、『啓発ポスターとして駅に貼ってはどうか』との意見も頂くので、ぜひ鉄道会社の方にも知っていただきたいです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
なごさん「愛猫バカなので、愛猫に関することをもっとコンスタントに発信していきたいです」
(オトナンサー編集部)
もう35年くらい前だけど 通学利用の小田急線でのこと。
5駅間くらいずーっと腰を抱かれたままだったことがある。
それ以上、手が動くこともなく、何かを言われたこともなく、それだけ。
逆に怖かった記憶がありますね。
ガラガラなのに密着されたことあります。友人は髪をなめられたのと体液かけられた子がいます。
そのほかに実体験で、中学生のとき自転車通学だったんですが、すれすれをギヤつき自転車で追い抜きながらお尻をなでられた。高校生のとき通学中の住宅街の細い道で車に乗ってたオヤジが道を聞くふりで呼んで、股間丸出しだったとかもあります。