【漫画】中学最後の部活、大号泣する部長の横で… “泣けない”私が思い知った「残酷な現実」
Xで公開されている新人漫画家の半熟たまごさんの漫画が「その気持ちに気付けたことが成長ですね」と話題に。そこで、作者に話を聞きました。

新人漫画家の半熟たまごさんの漫画「自分に失望したあの日…」が、Xで合計200以上の「いいね」を集めて話題となっています。
作者は中学生の頃、吹奏楽部で副部長を務めていました。最後のミーティングで、あいさつをする時間があり、部長を務めていた子は、大粒の涙を流しながら自分の不甲斐なさや部活への思いを語っていました。そんな空気の中で、自分の番になり…という内容で読者からは「気持ち、分かります」「その気持ちに気付けたことが成長」「これも青春ですね」などの声が上がっています。
副部長だった私が、最後の日に気付いたこと
半熟たまごさんは、Xやnoteで作品を発表しています。半熟たまごさんに作品について話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
半熟たまごさん「小さい頃から漫画を描くのは好きで、自由帳に描いていました。高校生のときに、つけペンで原稿用紙に描き始め、大学2年生の夏ごろに、初めて漫画賞に応募するための読み切り作品を作成しました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。
半熟たまごさん「現在受講しているコルクマンガ専科で、『人生で印象深かった瞬間』というお題で漫画を描く課題があったため、印象深かったこの出来事を選びました。今でも思い出すことがあり、この思いを分かってくれる人がいたらいいな…という気持ちで描きました」
Q.部長の話を聞いているときはどのような心境でしたか。
半熟たまごさん「以前から、部長が部活に対して並々ならぬ思いで取り組んでいたことを、そばで見ていました。ですが、自分が思っていたよりもずっと大きな情熱で部活を支えてくれていたのだとありありと感じて、よりいっそう、自分との情熱の差に申し訳なさを感じました」
Q.「顔がゆがむほど悔しい」という感情がないことに気付いた瞬間、どのような衝撃がありましたか。
半熟たまごさん「自分に失望するような、恥ずかしくなるような痛みがありました。部活をサボることもなく、副部長としての仕事も最低限行っているつもりでしたが、あくまで自分は部活をこなしているに過ぎなかったんだと痛感しました」
Q.この経験は、その後の物事への向き合い方に影響しましたか。
半熟たまごさん「あのときの部長のように、自分も何かに熱中したいと思うようになりました。大学生になっても、このときの記憶が頭の片隅に残っていて、サークルや漫画の創作活動にのめり込むようになりました」
Q.その後、このときには感じられなかった「悔しさ」を感じた場面はありましたか。
半熟たまごさん「大学生のとき、漫画賞に応募したことがありました。春休みの2カ月間で家に引きこもり描き上げた漫画でしたが、受賞できなかったときは悔しかったです。大学で結果を見たのですが、所構わず外廊下で泣いてしまいました」
Q.今回の作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。
半熟たまごさん「同じく元吹奏楽部の方から、『気持ち分かる…』と共感の気持ちが寄せられました。『そのときは愕然としたかもしれないけれど、そのことに気付けたのが成長なのではないか』とのコメントもありました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
半熟たまごさん「もっとたくさんの人を楽しませられる、面白い漫画を描いていきたいです。SNSでゆるくエッセー漫画も出しつつ、商業誌で連載をつかむことも目標です。自分の部活やサークルなどの経験を生かした漫画にも、取り組んでいきたいです」
(オトナンサー編集部)




コメント