是枝裕和監督最新作、タイトルは「万引き家族」に決定　池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴ら出演

　6月に公開される、是枝裕和監督の最新作のタイトルが「万引き家族」に決定。さらに池松壮亮さん、高良健吾さん、池脇千鶴さん、榎本明さん、緒形直人さん、森口瑤子さん、山田裕貴さん、片山萌美さんが追加キャストとして発表されました。

　同作は日雇い労働者の父・治（リリー・フランキーさん）と息子の祥太（城桧吏さん）が親子ならではの連係プレーで、“万引き”に精を出しています。治はある日、帰り道で全身傷だらけで凍えていた少女・ゆり（佐々木みゆさん）を連れて帰り、そんな夫に腹を立てる信代（安藤サクラさん）ですが、境遇を察し面倒を見ることに……。犯罪を通してしかつながることができなかった不器用な家族を描くヒューマンドラマです。

　是枝監督、池松さん、高良さん、池脇さんのコメントは次の通りです。

＜是枝裕和監督＞

映画の企画がスタートした1年前から、僕の中でいろんなタイトルが浮かんでは消え、結局最初に付けたタイトルに戻りました。実は、万引きする人たちのお話であると同時に、万引きされた人たちの物語でもあるという二重の意味を込めたタイトルなのですが、そこはでき上がった映画を見ていただくとご理解いただけるのではないかと思っています。

＜池松壮亮さん＞

非常に短い時間で名前もない言葉も発しないという役でしたが、いつまでもこのままいれたらと思ってしまうような豊かな時間を頂きました。是枝組はいつでも高尚な映画作りをされていて、とても安心します。

＜高良健吾さん＞

これが是枝組かという演出を経験でき、興奮しました。現場に入ると必ずある緊張感ともいい距離感で接することができたのは、是枝組の雰囲気のおかげだと思います。是枝組の子役の子たちと芝居ができたのも自分の力を試されてる気がして、参加日数は少なかったのですが貴重な経験でした。

＜池脇千鶴さん＞

現場の雰囲気は、監督が穏やかな方だから、空気としては穏やかな空気でした。監督と何度もご一緒している方々をはじめとして、どんな演出にも答えていける、対応できるような現場でしたね。

（オトナンサー編集部）