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段ボールで“車型のそり”を作った息子 ノリノリで滑ったところ、予想外の結果が…「いい経験」

公園で芝滑りを楽しんでいたところ、そりが壊れてしまった息子。帰宅後、段ボールで車の形を模したそりを作りましたが…。

公園での予想外の出来事を描いた漫画のカット=mostin(momomostin)さん提供
公園での予想外の出来事を描いた漫画のカット=mostin(momomostin)さん提供

 公園での予想外の出来事を描いた漫画が、SNS上で1700以上の「いいね」を集めて話題となっています。公園で芝滑り中にそりが壊れてしまった息子。母親が自宅にある段ボールで新しいそりを作ることを提案したところ、息子は張り切って車の形を模したそりを完成させますが…という内容で「ちょっと切ない…」「めちゃくちゃ笑いました!」「これもいい経験ですね」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

段ボールを使った工作が大好きな息子

 この漫画を描いたのは、主婦のmostin(ペンネーム)さんです。長男(6歳)と長女(3歳)の子育てをしながら、インスタグラムで育児漫画を発表。また、子育てキュレーションメディア「Up to you!」で漫画を連載中です。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

mostinさん「息子の失敗体験なのですが、時間がたって成長したときに『あんなこともあったな』と笑って話せたらいいなと思い、漫画にまとめておくことにしました」

Q.息子さんは工作が好きなのでしょうか。

mostinさん「とても好きです。不要な段ボールが出るたびに何か作っています。古紙回収に出すと怒られます」

Q.制作にどれぐらいの時間がかかったのでしょうか。

mostinさん「初日に車体作り、翌日に色塗りをしたので、2日ほどかかったと思います」

Q.車作りに熱中する息子さんを見て、どう思いましたか。

mostinさん「絵の具の処理や、作った後の置き場所のことが脳内を駆け巡りましたが、夢中で作っている息子の様子を見て、早く滑らせてあげたいと思いました」

Q.「段ボールの車が滑らない」と分かったときの息子さんは、どのような様子でしたか。

mostinさん「悔しさと恥ずかしさで、いたたまれなくなったようでした。その日は他にも複数の親子連れがいて、段ボールを運んでいる時点ですでに注目を集めていました。みんなが注目する中、愛車で滑走する自分をイメージしていたと思います。私もまさかここまで滑らないとは思わず、一生懸命作っていた姿も見ているので、戸惑いと悔しさが痛いほど伝わってきました」

Q.その後、息子さんはどうしたのでしょうか。

mostinさん「追いかけても逃げていくので、しばらく遠くから見守りました。少したってから、気持ちが落ち着いたようで戻ってきましたが、『もういい』と言うだけでした。結局、段ボールは息子と一緒に車に運んで行きました」

Q.その後、作り直しをしましたか。

mostinさん「帰宅後、段ボールは息子にすぐにつぶされて、他の工作の材料にされてしまいました。しばらくは話題にするのも嫌がるほど、ショックな出来事だったようです。傷が癒えるのを待って、リベンジを提案してみようと思います」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

mostinさん「息子の気持ちに共感してくださる人が多かったです。また、『自分で考えてやってみて、失敗するってとてもいい勉強ですよね』と言ってくださった人がいて、失敗もそのように前向きに捉えることが大切だなと気付かされました。息子にも伝えていきたいです」

(オトナンサー編集部)

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