娘の“初めて”に立ち会えなかった後悔 よみがえる切ない日々に、胸が締め付けられた出来事
育休が終わりに近づき、よみがえってきた切ない思い出を描いた漫画が話題に。生後半年から保育園に通っていた長女は、成長するにつれて初めてできるようになったことを先生から聞くこともあり…。

育休が終わりに近づき、よみがえってきた切ない思い出を描いた漫画「思い出す切ない日々」がSNS上で話題となっています。生後半年から保育園に通っていた長女。そのため、成長するにつれて初めてできるようになったことを先生から聞くこともあり…という内容です。作者の女性に聞きました。
切なくも懐かしい思い出
この漫画を描いたのは、主婦のへー子(ペンネーム)さんです。子育てをしながら日常の出来事を漫画にして、インスタグラムやブログ「屁ー子の平々凡々見聞録」で発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
へー子さん「漫画を描き始めたのは長女の育休中なので、4年ほど前からです。その後、3年くらい更新していなかったのですが、子どもたちの成長記録を絵で残したいなと思い、次女の育休を機に再開しました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
へー子さん「次女の育休終了が近づき、長女のときのことを思い出したことがきっかけです。子どもの“初めて”に立ち会えなかったという、切ないですが懐かしい思い出です。少し嫌な気持ちにもなったのに、『また繰り返せるのか?』という自問自答でもあります」
Q.子どもの“初めて”の報告を受けるときの心境を詳しく教えてください。
へー子さん「先生から聞くときは、いつもうれしさが大きかったです。ただ、帰り道で気持ちがチクッとすることに気付き、寝る頃にも『また“初めて”に立ち会えなかったか』と考えていました。保育園での“初めて”は数えるほどしかないのですが、初めて立つところを見られなかったのは、心が痛かったです…」
Q.見られなかった“初めて”で、特に切なかったものは何でしたか。
へー子さん「まさに、この漫画の初めて立ったという出来事です。親にとって、初めて立つシーンって大事ですからね…結構しんどかったです…うれしいからのズキッて感じです」
Q.逆に、報告されてうれしかった“初めて”はありましたか。
へー子さん「『トイレを自分でできましたよ!』はうれしかったです。その頃、トイレトレーニングに苦戦していて、家では絶対に1人でできなかったのに、保育園では頑張って1人でしたらしいです(笑)保育園のトイレは子どもサイズなので、初めてのトイレ成功が保育園というのは納得でした」
Q.次女ちゃんのときには、切なくならないよう対策をしますか。
へー子さん「今現在、転職を考えています。自分も働けて、子どものそばにもいられる環境作りを、転職という形でかなえようと思っています」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
へー子さん「育児漫画は絵日記感覚で続けていきたいと思っています。コメディー冒険漫画のような、特殊な漫画も描いてみたいですし、イラストも描いていきたいです。やりたいことはたくさんありますが、職場復帰したらほとんどできない、という結末かも知れません」
(オトナンサー編集部)
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