あのときはごめんなさい…今は亡きおばあさんに“感謝”と“謝罪”を伝えたい 「感動系かと思いきや」
昔、同じマンションでよく会ったおばあさんとの出来事を描いた漫画が話題に。エレベーターで出会ったおばあさんに、とても失礼なことを言ってしまった女性。それから数年がたち…。

昔、同じマンションでよく会ったおばあさんとの出来事を描いた漫画「思い出のおばあさん」がSNS上で話題となっています。2歳くらいの頃、マンションのエレベーターで出会ったおばあさんに、とても失礼なことを言ってしまった女性。それから数年がたち…という内容で「感動系かと思いきや」「子どもって見たまま言葉にしますよね」「おばあさん、器が大きい」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
勝手に気まずい気持ちに…
この漫画を描いたのは、主婦のささこもち(ペンネーム)さん(30代)です。日常の出来事を漫画にしてインスタグラムで発表しています。また、LINEスタンプも制作し、販売しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
ささこもちさん「漫画家になるのが夢だったので、子どもの頃から描いていました。SNSに本格的に描くようになったのは2021年からです。インスタグラムをのぞいたら皆さんが日常を漫画にしていて、自分もデジタル漫画として日々を残していきたいと思いました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
ささこもちさん「お子さんや、自分が幼少期の頃の出来事を描いている方の投稿を読んだことがきっかけです。内容は、小さい子どもがやりそうな、あるあるネタだったと思います。そこで、ふとおばあさんとのやりとりがあったことを思い出しました」
Q.漫画にあるように、いつもおばあさんとはあいさつを交わすくらいだったのでしょうか。
ささこもちさん「はい。恥ずかしがり屋だったので、特に会話をすることもなかったです。おばあさんは何とも思っていない様子でしたが、私が勝手に気まずい気持ちになっていましたね。かと言って、当時の話をするつもりもありませんでした」
Q.心の広い方ですね。お母さんには叱られましたか。
ささこもちさん「まだ2歳だったので、それなりにたしなめる程度だったそうです。もちろん私は記憶にないので、後から聞いた話ですが。母も、私が突拍子もないことを言い出したので、その場では少し動揺して『何言ってるの』と返したそうです」
Q.ささこもちさんは、どんなおばあさんになりたいですか。
ささこもちさん「このおばあさんのように、心の広い優しいおばあさんになりたいですね。心にいつも大人の余裕を持っていたいというのが目標です。今はなかなかできていないことも多いですが、年を重ねていくにつれて、そうなれたらいいですね」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
ささこもちさん「『笑った』『おてんばな時期があったんだね』といったコメントを多く頂きました。また、おばあさんも私の成長を見てうれしく思ってくれたのでは、というご意見や、子どもはとっさに、その場に合った言葉が出てこないものだというご意見には、私も新しい気付きがありました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
ささこもちさん「昔、一緒にいた猫との不思議な体験や、もうすぐ子どもが生まれるので、そのことも描けたらいいなと思っています。完全な育児漫画になるよりも、今まで通り“日常漫画”のジャンルは崩したくないなと思っています。また、どこかで漫画とは切り離した、リアルなイラストも並行して描けたら最高ですね」
(オトナンサー編集部)
女って最低だな