「そんな上司が欲しかった」 仕事のミスを恐る恐る報告…上司から返ってきたのは意外なリアクション
仕事でミスをしてしまったときの出来事を描いた漫画が話題に。大きなミスをしてしまった教員の男性が教頭先生に報告したところ…。

仕事でミスをしてしまったときの出来事を描いた漫画がSNS上で話題となっています。仕事で大きなミスをしてしまった教員の男性。重い腰を上げて教頭先生に報告したところ…という内容で「そんな上司が欲しかった」「そういう人になりたい」「素晴らしい人柄!」などの声が上がっています。作者の男性に聞きました。
教頭先生の人柄が好き
この漫画を描いたのは、小学校教員のあみたろう(ペンネーム)さん(27)です。先生の日常を漫画にして、インスタグラムで発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
あみたろうさん「2年ほど前からです。教員として働き始めて、楽しい出来事がたくさんありましたが、SNSでは先生たちのつらい声の投稿が多く、悲しい気持ちになりました。教員の現状を発信することは必要なことだと思いますが、教員の楽しい部分も、もっといろいろな人に伝えたいと思って描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
あみたろうさん「『こんなすてきな先生がいるんですよ!』『ミスしてもこんな風に接してくれると楽だよね!』という自分の思いを共有したくて描きました。賛否両論あるかもしれませんが、自分は教頭先生の人柄がすごく好きです」
Q.この後、ミスはカバーできたのでしょうか。
あみたろうさん「カバーできました。『大体のことはカバーできる』そう分かっていても、ミスに気付いた直後は冷静に考えることができなくなってしまいます。それに対して、教頭先生のように深刻になりすぎずに話を聞いてくれると、必要以上に落ち込むことがなく、次の行動へと前を向くことができます」
Q.教頭先生は、いつもミスを笑い飛ばしてくれるのでしょうか。
あみたろうさん「いつも笑い飛ばしてくれます。学校では常に教頭先生の笑い声が響いていて、教員、子どもたちへと伝染しています。また、一緒に親身になって改善策を考えてくれるのでとても頼りになります」
Q.こういった場面で、教頭先生がいないときはどうしているのでしょうか。
あみたろうさん「今のところ、だいたい教頭先生はいらっしゃるので、『困った…』という経験はないです。もし、いらっしゃらなくても、他の先生に相談すれば優しくアドバイスをくれるので乗り切れると思います」
Q.教頭先生は校長先生にはどう報告したのでしょうか。
あみたろうさん「報告はもちろん自分でしました。その報告に対して補足情報を入れてくださったり、『こうすれば大丈夫ですよね?』と校長先生に改善方法を提案してくださったりと、話し合いのサポートをしてくださいました」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
あみたろうさん「『すてきです!』『こんな上司が欲しい』などのコメントが多かったです。それ以外にも『私の職場にもこのような先輩がいます! とても感謝しています』などのコメントもありました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
あみたろうさん「絵本を出版したいです! ヨシタケシンスケさんの絵本が大好きで、自分もいつか、絵本を通して多くの人に何かを伝えたり、読んだ人がほっこりするような絵本を作りたいと思っています。また、現在勤務している学校の廃校が決まりました。今の学校にすごく愛着があるので、廃校になる学校を生かし、カフェや雑貨屋さん、託児所などが入ったプチアウトレットをいつか作りたいです」
(オトナンサー編集部)
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