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決してかなわぬ願いに号泣の息子 切なすぎる現実に母も涙、そして…「めちゃめちゃ切ない」

育児での切ないエピソードを描いた漫画が話題に。「大きくなったから、もう抱っこひもは使えない」と説明する母に、息子は…。

漫画「むすこ抱っこひも卒業しました!」のカット=こげのまさき(koge_diary)さん提供
漫画「むすこ抱っこひも卒業しました!」のカット=こげのまさき(koge_diary)さん提供

 育児での切ないエピソードを描いた漫画「むすこ抱っこひも卒業しました!」がSNS上で話題となっています。ある日「抱っこひもで病院に行きたい」と言い出した、肘内障になった2歳半の息子。「大きくなったから、もう抱っこひもは使えない」と説明する母に、息子は…という内容で「めちゃめちゃ切ない」「思わずもらい泣き…」「今のうちに、たくさん抱っこしておきます!」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

こんな気持ちになるとは…

 この漫画を描いたのは、漫画家・イラストレーターのこげのまさき(ペンネーム)さんです。ツイッターで育児漫画を発表し、BOOTHやKindleで育児漫画の発売・配信なども行っています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

こげのまさきさん「漫画やイラスト自体はずっと趣味と仕事で描いていましたが、息子が生まれて記録として残したいと思い、育児漫画を描き始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

こげのまさきさん「抱っこひもでこんな気持ちになるとは思わなかったことと、息子の成長と切なさを漫画で残しておきたかったからです」

Q.最近は、あまり抱っこひもを使っていなかったのでしょうか。

こげのまさきさん「成長と共に徐々に使用回数は減り、この頃にはほとんど使わなくなっていたと思います」

Q.抱っこひもを使わなくなっていくことに、何か思いはありましたか。

こげのまさきさん「徐々にだったので、それまであまり感慨はなかったのですが、息子が泣いたことで私も、『もうおしまいなんだ…!』と寂しさを感じました」

Q.おっぱいやおむつのように、抱っこひもを「卒業」する、という意識はありましたか。

こげのまさきさん「私自身は、なんとなく使わなくなるイメージでした。息子にとって、抱っこひもはこんなに大事だったんだと気付かされました」

Q.このエピソードの後、息子さんは抱っこひもを使いたいと言わなくなりましたか。

こげのまさきさん「人形を抱っこひもで抱っこする“ごっこ遊び”などはしますが、自分が入りたいとは言わなくなりました」

Q.抱っこひもは、まだ保管してありますか。

こげのまさきさん「とってあります。やはり思い出がありますし、災害や緊急時にはまだ役に立つかもしれないな、と思っています。使う場合は息子の体重に注意しつつですが…」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

こげのまさきさん「息子の気持ちを思いやってくださるコメントをたくさん頂き、とてもうれしかったです。また、『抱っこひも卒業がこんなに切ないこともあるんだ』というコメントも多くありました。私も、抱っこひもでこのような気持ちになるとは思わなかったです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

こげのまさきさん「息子の思い出を残しつつ、私の体験談などもいろいろ描いていきたいです!」

(オトナンサー編集部)

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こげのまさき

漫画家・イラストレーターとして活動中。BOOTH(https://koge-diary.booth.pm/)で育児漫画を同人誌として紙版とダウンロード版で販売。Kindleで「むすことわたし全力まいにち!」(https://www.amazon.co.jp/dp/B09MB195LW?ref_=pe_3052080_391566460)を無料配信している。

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