年頃の長男の帰りが遅いとよからぬ妄想で眠れなかった私、次男がそうなると…「兄弟あるあるですね」
兄弟によって心配度合いが変わる母親を描いた漫画が話題に。専門学校に通い始めた頃、夜遅く帰るようになった長男。心配で眠れずにいた母親ですが…。

兄弟によって心配度合いが変わる母親を描いた漫画がSNS上で話題となっています。専門学校に通い始めた頃、夜遅く帰るようになった長男。当時は帰りを待っている間、心配でなかなか眠れずにいた母親ですが、次男が同じ年頃を迎えると…という内容で「めちゃくちゃ共感します」「兄弟あるあるですね」「今まさにその状況です」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
最初の頃はイライラモード全開だった
この漫画を描いたのは、漫画家・イラストレーターの月野まる(ペンネーム)さん(52歳)です。これまでに「ナイフみたいにとがってら」(KADOKAWA)などの作品を手がけています。インスタグラムやブログ「ナイフみたいにとがってら」で日常の出来事を漫画にして発表しています。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
月野まるさん「1人目と2人目で心配度数が変わるのだと気付いたのがきっかけです。自分自身も、姉である私の方が帰宅が遅くなると心配され、よく怒られていました。『私の親もこういう気持ちだったのか…』と懐かしく思ったので漫画にしました」
Q.ご長男のときは帰宅後、どのように接していたのでしょうか。
月野まるさん「最初の頃は連絡なしに遅くなることへの心配や不安が大きかったので、『もっと早く帰宅して』『遅くなるなら連絡してほしい』『どこ行ってたの?』などイライラモード全開で聞いていました。そのうち、私が朝早いので先に寝るようになり、あまり接することもなくなりました。トイレに起きてばったり会ったときは『お風呂の栓抜いといてね』くらいになりました」
Q.ご長男の帰りが遅くても、心配し過ぎることがなくなったきっかけはありましたか。
月野まるさん「自分が長男と同じ年頃に同じような生活だったことに気付いてから、心配し過ぎることがなくなりました」
Q.ご自身は帰宅時間について、ご両親に何と言われていたのでしょうか。
月野まるさん「父は無言で怒っていました。母によると『帰りが遅い! 友達の家に泊まりすぎ。ちゃんと連絡しろ』だそうで、連絡してもそれはそれで怒られるので、早く家を出たかったです。長男も家を出たがっていたので、私と同じだったんだなあと思います」
Q.帰りが遅くなるとき、家族の間での約束事などはありますか。
月野まるさん「夕飯がいるのか、いらないのか。これだけは連絡するようにと伝えています。その日に食べないとだめなものを作った場合、用意したのに食べないとなると、私が食べるハメになり太っていくので…」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
月野まるさん「同じように『1人目には口うるさくしてしまった』などの共感の声がありました。親御さんにうるさく言われず、自由にさせてもらったという方は自分の子に対しても気にならなかったようです。私も今思うと、そんなにうるさく言わなくてもよかったな…とも思います。家庭それぞれの考えがあるので、あくまでも私の場合ですが」
(オトナンサー編集部)
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