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【漫画】娘が家中に貼ったシールをはがした母、新たに発見し娘を疑うと…「ある意味素直」

娘のいたずらについて描いた漫画が話題に。赤ちゃん時代、家中の至るところにシールを貼ってきた娘。母親はシールをはがすことを決意し…。

漫画「いけしゃあしゃあ」のカット=ペンギンの家(yuihanada7)さん提供
漫画「いけしゃあしゃあ」のカット=ペンギンの家(yuihanada7)さん提供

 娘のいたずらについて描いた漫画「いけしゃあしゃあ」がSNS上で話題となっています。赤ちゃん時代、家中の至るところにシールを貼ってきた、もうすぐ3歳になる娘。母親はある日、シールをはがすことを決意し、「もう貼らないでね」と諭しますが…という内容で「お疲れさまです」「娘ちゃん面白い」「ある意味素直」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

「もうはがしてもいいや!」と…

 この漫画を描いたのは、イラストレーターの花田由衣(ペンネーム)さんです。インスタグラムブログ「南アフリカ新婚生活 子育て日和。」でエッセー漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

花田さん「娘の1歳半健診のとき、心臓に雑音が聞こえるということで精密検査をすすめられ、大学病院で胸のレントゲンを撮ることになりました。本人は大泣きしているし、心配で心配で仕方なかったのですが、レントゲンを撮る姿(半裸の娘にネットをかけ、固定されている)を見たらおかしくて…。

そのときに『写真に撮りたい』と思ったのですが、それはできず(当たり前ですが)、代わりに『絵で残そう!』と思ったのが育児漫画を描き始めたきっかけです」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

花田さん「自分が言ったうそを堂々と、むしろ誇らしげに白状する子どもの態度がおかしくて描きました」

Q.なぜ、シールをはがそうと思ったのですか。

花田さん「シール貼りは、1歳半くらいから始まりました。2歳くらいまでは教育熱心で、『せっかくできるようになったシール貼りを邪魔しちゃいけない!』という気持ちがあり、やめさせることはしませんでした。ただ、3歳近くなり、教育に関することがもうどうでもよくなり(笑)、勝手なのですが、もうはがしてもいいや!という気持ちになりました」

Q.イラストにはテーブルとタンスがありますが、それ以外にもたくさん貼っていたのでしょうか。

花田さん「床、壁、本棚、CDプレーヤー、机、椅子、ゴミ箱、三輪車、絵本、おもちゃ、犬の餌を入れる皿…家中に貼ってあります」

Q.はがすのに、どれくらいの時間がかかりましたか。

花田さん「はがしたのはテーブルとタンスだけでしたが、3時間以上かかったと思います。表面のつるつる部分を爪ではがして、残ったのりと紙に食器洗い洗剤を塗り、ラップをして30分ほど待ち、それから、もんじゃ焼きのヘラでガリガリして…爪は割れるし、テーブルもタンスも傷だらけになったので、それ以外のものは断念しました」

Q.シールがはがされることについて、娘さんの反応は。

花田さん「最初は『ダメ!』と言っていましたが、『ここはもう卒業しよう』と説明したら納得してくれました」

Q.今後、息子さんがシールを貼り始めたらどうしますか。

花田さん「貼ってほしくないです…なぜなら、娘が対抗意識を燃やしてすごいことになりそうなので。とはいえ、止めるのも面倒なので好きにさせるような気はしますが」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

花田さん「『面白い』『お子さん、素直ですね』『シールはがし、大変そう』などのコメントを頂きました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

花田さん「笑える、共感できる育児漫画を描きたいです。私自身がそうなのですが、生真面目に子どもと向き合っていると、本当に理不尽なことばかりでイライラしてくるので…そんなとき、肩の力が抜けるというか、子育てをネタ探しくらいの気持ちで楽しめたらと思っています」

(オトナンサー編集部)

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