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堀田真由、理想の女優像は「常にフラットな人」 今後はバッドエンドものにも興味

映画「プリズン13」主演の堀田真由さんに、渡辺謙作監督と仕事をした感想や、芝居以外で興味のあることなどを聞きました。

堀田真由さん
堀田真由さん

 ドラマ「3年A組」「べしゃり暮らし」に出演するなど注目の女優・堀田真由さんが映画「プリズン13」で主演を務めます。同作は、女子大生のマリ(堀田さん)が、人気VTuberソフィアの公開実験の被験者に選ばれ、被験者12人が看守と囚人に分かれて監獄で7日間生活する実験に参加します。監獄生活の中で、立場や役割によって人格がどのように変化していくか検証する中で、看守側の行動がどんどんエスカレートしていく密室サスペンスです。

 オトナンサー編集部では、堀田さんに単独インタビューを実施。渡辺謙作監督と仕事をした感想や、芝居以外で興味のあることなどを聞きました。

楽しく盛り上げるだけではダメ

Q.スタンフォード大学の監獄実験はご存じでしたか。

堀田さん(以下敬称略)「知りませんでした。ドラマ『3年A組』で、同じような密室での緊張感というテイストの作品をやらせていただいていたので縁を感じました。この作品の出演が決まったときに、海外映画『es』や実験結果を見ました」

Q.マリと似ているところはありましたか。

堀田「マリは、あるタイミングで強くならなきゃと決心します。ここでどうにかしなきゃいけないという責任感を感じました。私自身は、今回主演をやらせていただいたことに、責任感を持ってやっていたので役とマッチするところが多かったです」

Q.渡辺監督とのお仕事はいかがでしたか。

堀田「お仕事をご一緒するのは初めてでしたが、役者さんもやられる方なので全部見透かされていたような感覚がありました。私の気持ちもくんでくださり、作品がああいうテイストなので、『それでいいのか』と追い込まれながらやりました。私は負けず嫌いなので、テークを重ねた方がいい表情が出ていたと思います」

Q.主演として意識したことは。

堀田「緊張感がある現場でしたが、カメラが回っていないところではみんなが楽しくいられたらと思いました。ある時、監督に活を入れてもらったことがあり、それが自分の中で響きました。主演として楽しく盛り上げるだけでなく、自分自身が臨場感や雰囲気をつくっていかなければならないんだと、そこから撮影への臨み方も変わりました」

Q.一番の挑戦だったことを教えてください。

堀田「主演をやらせていただき、監督が私の意見を聞いてくださるのですが、監督に『こうしてください』と言われ、のみ込むことはできても、『こうしたいです』という意見をこれまで主張してこなかったということがありました。今回は主張をしっかりするために、自分の意見を的確に伝えられるように今まで以上に台本を読み込んだり、書き込んだりしました」

Q.20代の仕事の目標を教えてください。

堀田「ありがたいことに、夏、秋に公開される作品は全て違う役柄をやらせていただいています。かわいい役や悪女役など一つの役にたけていて、それで呼んでもらえるのもすごいですが、いろいろな役をできるのも役者としてありがたいです。大きなチャンスが来たときのために、役者だけでなく一人の女性としても、『準備していました、いけます』と言えるようにしておくことが目標です」

Q.理想の女優像は。

堀田「いろいろな役者さんにお会いする中で、常にフラットな方はすてきだと思います。私がお芝居を始めてすぐの時でも優しく接してくださった方々がいて、そういう役者さんになりたいと思いました。年下の方々と共演することはまだ少ないですが、年下の子たちから『相談したい』と思ってもらえる先輩になりたいです」

Q.今後、挑戦してみたい役はありますか。

堀田「作品のテイストとしてバッドエンドのものも好きなんです。日本はあまりバッドエンド作品が多くありませんが、また今回のような限界に挑むような作品に出たいです」

Q.リフレッシュにしていることは、どんなことですか。

堀田「ご飯ですね。ご飯がおいしいところであれば、外観や内観は気にしません。焼き肉が好きで、友人と週5で行ったり、裏メニューが出るくらい通ったりします(笑)都内はほぼ制覇しました」

Q.お芝居以外に興味のあることは。

堀田「女優さんを目指す前は、洋服が好きでモデルさんに憧れを持ったことがあります。私は女優という道から入りましたが、ファッションの仕事をさせていただくことも楽しく、日常でもファッションを楽しんでいます」

 映画「プリズン13」は8月30日から全国公開。

(オトナンサー編集部)

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