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「中学聖日記」で注目の小野莉奈、唯一無二の女優へ…まずは「目標を見つけること」

TBS系連続ドラマ「中学聖日記」で注目を集めた小野莉奈さんに単独インタビュー。今後の目標などを聞きました。

小野莉奈さん
小野莉奈さん

 昨年10月期のTBS系連続ドラマ「中学聖日記」で、主演の女優・有村架純さん演じる教師・末永聖の“恋敵”を演じ、注目を集めた女優の小野莉奈さん。今年3月に高校を卒業し、今後は女優業を本格化させ、6月には自身初の舞台「アルプススタンドのはしの方」の公演も控えています。

 オトナンサー編集部では、小野さんに単独インタビューを実施。今後の目標や、舞台の見どころなどを聞きました。

先輩・有村架純さんの姿に励まされた

Q.「中学聖日記」で注目を集めました。周りの反響は。

小野さん(以下敬称略)「街を歩いている時に声を掛けていただいたり、気づいてもらえたりすることが増えました。うれしいことですけど、もっと気を引き締めないといけないなと思いました(笑)」

Q.事務所の先輩である有村さんと共演されていました。現場で学んだことは。

小野「諦めないことです。葛藤したり、悩んだり、迷ったりしたとき、有村さんの姿を見ていると、諦めずに頑張れば、結果は絶対についてくると思えてきます。現場での真剣な姿とか、周りのエキストラさんやスタッフさんへの接し方とか、体に気を使って努力していたり。間近で見ていて、自分も頑張らないといけないと励まされました」

Q.学校が舞台の作品でしたが、ご自身はどのような学生時代を過ごしていましたか。

小野「小学6年生の頃からお芝居をやりたいと思っていましたが、なかなか言い出せなくて…学校に演劇部もなかったので、どうしようかと考えた時に、表現するという意味では一緒だと、ダンス部に入りました。このお仕事を始める前までは本気でやっていました。今思えば、お芝居への第一歩だったと思います」

Q.今年3月に高校を卒業されました。生活に変化はありましたか。

小野「劇的に変わりました(笑)実家は東京ですが、より仕事に専念するために事務所の近くで一人暮らしを始めました。学生の頃は、友達と遊んだり、家族と一緒にいたりして落ち着く環境ではありましたが、無理やりにでも状況を変えて、なるべく仕事と向き合えるようにしています」

Q.一人暮らしを始めて、寂しさはありませんか。

小野「寂しくなるときもありますが、お姉ちゃんがすごく心配してくれて、まめに連絡もくれたり、遊びに来てくれたりします。実は、お姉ちゃんがきっかけで一人暮らしをすることにしたんです。私はふわふわした性格なので、お姉ちゃんが『成功するまで一人暮らしをして、家に帰ってきちゃ駄目』と。私のことを分かってくれているから、厳しく言ってくれたんだと思います」

Q.今後、どのような女優になりたいですか。

小野「第一線で活躍されている女優さんは、それぞれの個性があって、すごく憧れています。私も『この人にしかないものがある』と言われるような、唯一無二の女優さんになりたいです。でも、まだまだ課題があるので、私はその段階ではないんですけど、今は一つ一つの仕事にちゃんと向き合って、目標を見つけることを目標にしています」

Q.「アルプススタンドのはしの方」は、どのような舞台ですか。

小野「高校生のナチュラルな会話劇で、何気ない会話のリアルな感じを表現できたらと思っています。歌うようにせりふが言えるくらいにしないと。ただ単にせりふを覚えるだけで、自分だけの芝居にならないように、相手のお芝居をしっかりと受け取って、感じて、キャッチボールすることも意識しています」

Q.見どころを教えてください。
小野「笑える作品です。あと、茶道部の顧問で熱過ぎる先生も登場するのですが、私たちが演じる生徒との温度差も面白いです。最後にはスカッとしますよ」

「アルプススタンドのはしの方」は、甲子園のアルプススタンドが舞台の1シチュエーション劇。甲子園まで無理やり応援に連れて来られた4人の高校生たちの会話をコミカルに描きます。東京・浅草「浅草九劇」で6月5日から公演。

(オトナンサー編集部)

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