杉野遥亮、赤楚衛二、HiHi Jets高橋優斗…当て馬?本命? ラストまで判断不可能な7月ドラマ男性キャラ3選
「石子と羽男」大庭蒼生・赤楚衛二 “石子”有村架純と恋人のまま?
当て馬なのか、本命なのか。ラストまで全く想像できなさそうなのが、「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(TBS系、毎週金曜 午後10時)で赤楚衛二さんが演じている大庭蒼生。本作は4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村架純さん)と、1回で司法試験に合格した高卒の弁護士・羽男(中村倫也さん)による“石羽コンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガル・エンターテイメントです。
大庭は第1話で2人が働く潮法律事務所にやって来る依頼人として登場。石羽コンビに前職でのパワハラ問題も解決してもらったことから、次の就職先が見つかるまでの間、同法律事務所でアルバイトをすることになりました。実は、大庭にはもう一つ動機があります。彼は石子と同じ高校の後輩で、学生時代から石子に憧れていたのだとか。
赤楚さんといえば、2020年に放送された「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(通称、チェリまほ/テレビ東京系)でブレイク。地味でさえないサラリーマンが、町田啓太さん演じる社内の人気者から寄せられる恋心に戸惑いながらも心動かされていく様をピュアに演じました。また、町田さんとの再共演が話題となったドラマ「SUPER RICH」(フジテレビ系)では、江口のりこさん演じる女社長に献身的に尽くす年下社員を演じるなど、“子犬系男子”という言葉がこの上なく似合う俳優として、知名度が大幅にアップしました。
本作でも体育会系でまっすぐな大庭を魅力たっぷりに演じています。不器用ながら何とか石子と距離を縮めようとする姿がいじらしく、少しずつ良いコンビになっていく石子と羽男を見つめる瞳が見ている側も胸が締め付けられるほどにせつない……。そのため“当て馬”感が序盤から漂っていたのですが、何と第6話で大庭と石子が晴れて恋人同士になるという意外な展開を見せてくれました。
ただ、視聴者の間では「最終的に石子は羽男と結ばれるのでは?」という疑念が払拭しきれていません。不測の事態に陥るとパニックになってしまう羽男を石子は泰然自若と支え、羽男も一見頼りないけれど、持ち前の感性の鋭さで石子の体調不良を見抜いたり、二人もかなり強い絆で結ばれているからです。しかし、それが恋愛に結びつくかどうかは別。男女のバディが恋仲になる展開は少し食傷気味とも言えます。相棒は羽男、恋人は大庭で、仕事とプライベートをきっちり分ける女性像がそろそろ描かれてもいいのかもしれません。
ですが、9月2日に放送された第8話では、大庭が放火事件の容疑者として署に同行させられる衝撃のラストで幕を閉じています。いつも笑顔で“好青年”という言葉がよく似合う大庭にも、知られざる闇の部分があるのでしょうか。今回紹介した中で、最も順調に思えた石子と大庭の恋にも一波乱ありそうです。
「純愛ディソナンス」“包容力の塊”朝比慎太郎・高橋優斗
そして、最後は「純愛ディソナンス」(フジテレビ系、毎週木曜 午後10時)に登場する「HiHi Jets」の高橋優斗さんが演じる朝比慎太郎です。放送の度にSNSが大盛り上がりしている本作は、新任音楽教師の新田正樹(中島裕翔さん)と、女子高生・和泉冴(吉川愛さん)の純愛が次第に周囲を巻き込み“ディソナンス=不協和音”を奏でていくラブサスペンス。
二人がとある失踪事件をきっかけに引かれ合うも、結ばれぬまま決別する第一部と、その5年後を描く第二部に分かれているのが特徴です。
慎太郎は高校生の頃から冴に思いを寄せている同級生。卒業後も冴と同じシェアハウスに住んでいて、小説家の夢を追う彼女を側で見守っています。しかし、冴はずっと忘れられなかった正樹と再会。同じく高校の教師だった愛菜美(比嘉愛未さん)と結婚していることを知りながらも、再び強くひかれていきます。
次第に冴は愛菜美をはじめとする大人たちの思惑に巻き込まれていくのですが、そんな彼女をいつも優しく包み込んでくれるのが慎太郎です。冴のためにエプロンをつけて料理を作ったり、慣れないヒールを履いて足が痛くなったパーティー帰りの冴を背負ったり、まさに“包容力の塊”。ドロドロとした展開の中で、慎太郎が登場するシーンだけが視聴者の癒やしタイムとなっていました。
冴もそんな慎太郎の優しさに心動かされ、一度はその手を取るのですが、幸せは束の間。直後に正樹が愛菜美との離婚を決め、彼と冴は今度こそ自分の気持ちに素直になることを決めます。SNSでは、一瞬にしてフラれてしまった慎太郎を気遣う視聴者からのコメントが相次ぎました。
さらには不幸なことに、かねてより心配されていた慎太郎の闇落ちが現実に。冴と正樹と引き裂くために、本作唯一の良心とも言われた慎太郎は正樹に対して嫌がらせを行ってしまいます。実に嘆かわしい末路ではありますが、俳優業にも力を入れていた高橋さんが慎太郎の変貌ぶりをどう見せてくれるかにも期待せざるを得ません。
くしくも、最強の“当て馬”キャラが勢ぞろいした7月期ドラマ。3人とも最後まで“本命”の可能性を秘めているところが共通しています。そろそろ純粋に頑張っている人が報われてもいいのではないか、という視聴者の思いも強まっているのではないでしょうか。その結末に納得できるか否かは分かりませんが、最後の最後まで3人の恋の行方を見守ってみましょう!
(ライター 苫とり子)
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