杉野遥亮、赤楚衛二、HiHi Jets高橋優斗…当て馬?本命? ラストまで判断不可能な7月ドラマ男性キャラ3選
いよいよ佳境を迎えた7月期の各ドラマ。ストーリーを盛り上げている「ユニコーンに乗って」杉野遥亮さん、「石子と羽男」赤楚衛二さん、「純愛ディソナンス」の「HiHi Jets」高橋優斗さんが演じる“当て馬”キャラを紹介します。
2022年7月期の各ドラマも、そろそろ最終章に突入。それぞれ、ストーリーも佳境を極めています。今期は弁護士事務所、公正取引委員会、陸上自衛隊、スポーツマネジメント会社、スタートアップ企業などなど、特殊な職業を舞台とした“お仕事ドラマ”が多い印象です。
しかし、主人公の葛藤と成長と共に描かれる恋愛面の行く末が気になっているという視聴者も多いのではないでしょうか。そして、そんな恋愛要素を盛り上げてくれる存在として欠かせないのが、“当て馬”というちょっと切ない“脇役ポジション”。序盤から失恋濃厚なのが基本パターンですが、今期はどうやら一味違う展開を見せています……。
「ユニコーンに乗って」“せつなさNo.1”須崎功・杉野遥亮
切なさの度合いでいえば、今期一といえるのがこの人物。「ユニコーンに乗って」(TBS系、毎週火曜 午後10時)に登場する、杉野遥亮さん演じる須崎功です。本作は教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」の若きCEO・成川佐奈(永野芽郁さん)の元に、会社の雰囲気とは180度異なるおじさんサラリーマン・小鳥智志(西島秀俊さん)が転職してきたことから始まる大人の青春ドラマ。
貧しい家庭環境に育ち、満足な教育環境に身を置けなかった佐奈が、年齢・性別・国籍・育った環境も異なる仲間たちと「全ての人が平等に学べる場所を作る」という目標に向かってひた走る姿が心を打ちます。きれい事と言われそうな理想を、彼らがいかにITの力で乗り越えていくのか。それももちろん気になりますが、同時に目が離せないのが佐奈の恋愛模様。特にもどかしさあふれる功と佐奈の距離感がたまりません。
功は佐奈、次郎(前原滉さん)と共に「ドリームポニー」の創業メンバー。周囲からは「顔よし、スタイルよし、生い立ち最強」と言われるハイスペック男子ですが、大学時代の功は大手不動産グループの社長である父親が敷いたレールの上をひた走るだけで、どこかむなしさを感じていました。そんな功は生い立ちや境遇に負けず、目標を追いかける佐奈に引かれていきます。
佐奈も少なからず功に引かれていたのですが、2人は恋人よりも持続可能な“最高のビジネスパートナー”という関係性に収まってしまう可能性が……。それだけでもせつないのですが、功が佐奈を献身的に支える一方で、佐奈は自分と似た環境で育った小鳥のことが気になり始めてしまうのです。
ただ、その気持ちが恋であるか否かについては本人もまだ分かっていません。佐奈の功に対する思いもどこかでくすぶっています。この物語は「さまざまな違いを乗り越える」がテーマになっています。
佐奈と功は正反対の家庭環境で育ったことから、会社の方針を巡ってぶつかることもしばしば。それでも、功は決してさじを投げることはありません。違いを乗り越える覚悟を決め、小鳥に対して劣等感を抱きながらも、自分にしかできない方法で佐奈を支えています。そんな彼に報われてほしいと願っている方も多いのではないでしょうか。
佐奈の小鳥への思いは、父親や学校の先生に感じるような安心感。功への思いは、仕事に支障をきたしてしまうから、できれば自覚したくない恋心……。佐奈の心情がどのような動きを見せるのかが、最終回の見どころになってくることでしょう。
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