好物のカレーパンを独占したい母、娘に気付かれクサい演技　娘の言葉に思わず涙が…「いい子すぎる」

　子どもの行動に思わず涙が出たエピソードを描いた漫画がSNS上で話題となっています。好物のカレーパンを、子どもたちに見つからないように食べようとした母親。しかし、3歳の娘が「何食べてるの？」と聞いてきて…という内容で「天使」「いい子すぎる」「私の心も浄化されました」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

汚れた大人の心、浄化したい

　この漫画を描いたのは、主婦でブロガーのミロチ（ペンネーム）さんです。3歳の娘と1歳の息子の成長記録をインスタグラムやブログ「ミロチ家」で発表しています。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ミロチさん「大人になり、知恵もつき、はるか昔に忘れてしまった子どもの純粋な心がとてもまぶしく、私と同じく、薄汚れてしまった大人の心を浄化することができたらいいなと思ったからです」

Q.これまでは、好物を娘さんに取られてしまっていたのですか。

ミロチさん「それはもう数え切れないほどあるので、取られたではなく、“献上した”と思うようにしています。絶対に自分で食べたいときは、寝かしつけが終わるまで隠しておくのですが、見つかった場合は…献上しかないですよね。でも、よくよく考えると『おいしいものはみんなで食べた方がおいしいよ！』と教えてきたので、分けてあげることが子どもにとってもいいことですよね」

Q.娘さんに心配されたときのお気持ちを教えてください。

ミロチさん「『あ…私っていつの間にか、汚れた大人になっていたんだな』と胸がギュンッと締め付けられました。今もまた思い出して、ギュンッとなっています」

Q.その後、子どもたちの前で何かを食べるとき、気を付けていることは。

ミロチさん「『それちょーだい！』と言われる確率は99.9％なので、あらかじめ、半分こできるよう、食べ方に気を付けています。虫歯菌とかいろいろあるので。他の子はこんなに『ちょーだい、ちょーだい』と言うのかな？ うちの子は食に対して貪欲すぎて、『普段から何も食べさせてもらっていない子』に思われていそうで怖いです…」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ミロチさん「『浄化された』『つむさんいい子ですね』などのコメントを頂きました。皆さんの心の浄化も無事完了したと思っています」

Q.現在、取り組んでいる創作活動は。

ミロチさん「今はギャグ多めで羞恥プレーのような出産リポートを描いていますが、それが終わったら、次も連載物を描いてみたいなと思っています。まだまだ描きたいものがたくさんあるので、時間節約のために、家事を丸投げできる電化製品をそろえてやろうかと検討中です。話がそれてすみません（笑）」

（オトナンサー編集部）