天国の愛犬のために贈られた花に感動、91歳になった祖父のために花を贈ったら…「ほっこりしました」

　祖父にフラワーバスケットを贈ったときの出来事を描いた漫画がSNS上で話題となっています。祖父の91歳の誕生日が近づき、会ってお祝いできない代わりにフラワーバスケットを贈ることにした女性。お花が無事届き、祖父から電話がかかってきますが…という内容で「贈り物っていいですよね」「ほっこりしました」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

9年間過ごした愛犬の突然の旅立ち

　この漫画を描いたのは、にゃにゃ（ペンネーム）さんです。車いす絵日記ブロガーとして活躍しています。生まれつき、筋肉の病気がある自分の可能性を広げたいと思ったのがきっかけで漫画を描き始めました。日常生活の出来事を中心に、インスタグラムやブログ「車イスにゃにゃのにゃんのその絵日記」で漫画を発表しています。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

にゃにゃさん「約9年間、一緒に過ごした愛犬が突然旅立ち、しばらく立ち直れずにいましたが、そんな私たち家族に優しく寄り添うように咲くお花に心が救われました。贈り主の方から頂いた温かい気持ちを読者の皆さまと共有できたらと思い、漫画に込めました」

Q.お空のくうちゃんもきっと喜んでいますね。今はほかの子はいないのですか。

にゃにゃさん「ありがとうございます！ きっと喜んでいると思います。お別れから半年がたちましたが、まだ新しい家族は迎えていません。でも、名前だけは最近決まりました。『お空の愛犬くぅちゃんがつないでくれる天使の子』という意味で『テンテン』です。まだ見ぬテンテンとのご縁がいつか訪れる日を家族で気長に待ちたいです」

Q.おテイさんは抜いてしまった花をどうしたのでしょうか。

にゃにゃさん「何事もなかったかのように、もう一度差し込んだそうです。そして、枯れた後はなぜか、バスケットごと庭に植えたと聞きました。おテイさんに気に入ってもらえたのはうれしいですが、バスケットにはリボンも付いていますし、庭に誰かが埋まってるみたいでちょっぴりホラーな状況です（笑）」

Q.にゃにゃさんの好きな花は。また、その理由もお聞かせください。

にゃにゃさん「お花に詳しくないのですが、昔から変わらず好きなのはヒマワリです。太陽に向かって元気いっぱい咲く姿に、明るい気持ちにさせてもらえるからです。私もヒマワリを見習って、見てくださった方が明るい気持ちになるような漫画を目指しています」

Q.最近、癒やされたなあという出来事はありましたか。

にゃにゃさん「保護犬だった愛犬くぅちゃんがお世話になった里親ボランティアさんのブログを毎日拝見していますが、そこには懸命に生きる保護犬のワンちゃんたちがいます。ご飯をモリモリ食べたり、少しずつ外の世界を楽しめるようになったり、人の優しさに触れて安心したりするワンちゃんたちの様子にいつも癒やされています。そして同時に、大切なことを教えてもらっていると感じています」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

にゃにゃさん「『ほっこりしました』『とってもすてき』などの共感の声が届いたり、おテイさんの行動に『おちゃめでかわいい』と笑っていただいたりしました。また、読者の方からもお花にまつわる温かいエピソードを寄せていただいて、私も癒やされました」

（オトナンサー編集部）