海外空港でスマホをなくした話　怖いオーラ全開…でも仕事ができる職員に感動　「最高のセキュリティー」

　海外でスマホをなくしたときの出来事を描いた漫画「海外で交通がらみの一撃。」がSNS上で話題となっています。海外旅行中、空港で手荷物検査を通過後、スマホがないことに気付いた男性。慌てて検査場まで戻り、職員に尋ねると…という内容で「見つかってよかったですね」「最高のセキュリティー」「旅先で落とし物をしたときのことを思い出しました」などの声が上がっています。作者の男性に聞きました。

スマホがないことに気付いて絶望…

　この漫画を描いたのは、漫画家の五箇野人（ごかやじん）（ペンネーム）さんです。これまでに「つかれたときに読む海外旅日記」（小学館）、「世界歩いてるとドープな人にカラまれる」（同）、「＃世界＃映え殺し＃ツアーズ」（同）などの作品を手がけています。

　自身の海外旅日記をインスタグラムやブログ「五箇野人の海外旅日記」で発信しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。　

五箇野人さん「昔から描いていて、漫画家になるのが子どもの頃からの夢でした。一度は就職しましたが、サラリーマンをしながら描き続け、漫画の持ち込みを続けて、漫画家になることができました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

五箇野人さん「海外を旅したエピソード漫画は常に描いて更新しているのですが、今回の出来事も印象に強く残っているものだったので、皆さんに共有したいなと思って描きました」

Q.海外でスマホをなくしたのは初めてだったのですか。

五箇野人さん「初めてでした。ヨーロッパ圏のトランジットのためだけに立ち寄った空港だったのですが、検査を通過してから5分ほどで、スマホを持っていないことに気付きました。そこからすぐ、検査場に戻ったので、実際に気付いてから手元に戻るまでは10〜15分くらいだったと思います。気付いたときは本当に絶望しました」

Q.海外で落とし物が返ってこないことはよくあるのでしょうか。　

五箇野人さん「まだ、これ以外に落とし物をしたことはないんですが、財布を盗まれたりしたことはあります」

Q.海外の手荷物検査では、漫画のように怖いオーラ全開の人が多いのですか。　

五箇野人さん「他の漫画にも描いているんですが、真逆のめちゃくちゃ陽気な人がいたりなどいろいろです。ただ、今回の方はオーラ全開でした。普通にスマホのロックを解除するだけなのに緊張感がすごかったです…。海外の旅は常にどこか緊張状態なので、自分のメンタルから相手を怖そうに感じたり、そう見えたりすることがあるのも大きいと思います」

Q.海外で落とし物をしたとき、すぐにした方がよいことがあれば教えてください。　

五箇野人さん「どちらかというと、落としてもいいものを持って旅している感覚です。財布も旅専用の安いやつで、もちろん、現金も全額は入れていません。絶対に落とせない多めの現金やパスポートはランニング用ウエストポーチ的なものに入れて、服の内側（体）に巻いている感じです」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

五箇野人さん「今回のエピソードは『ためになる系』ではないので、『面白かった』などの感想を頂きました。ありがたいです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

五箇野人さん「ブログとツイッターは毎日更新しており、今後も続けていきます。自分はもともと、ゲッサン（月刊少年サンデー）で連載をさせていただいていたのですが、現在、そちらで連載用の企画を進めています。スタートした際はSNSなどでご報告させていただきます」

（オトナンサー編集部）