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H.スタインフェルド、バンブルビーの魅力は「彼の持つ人間味」

映画「バンブルビー」でチャーリーを演じたヘイリー・スタインフェルドさんにインタビュー。バンブルビーの魅力などについて聞きました。

ヘイリー・スタインフェルドさん
ヘイリー・スタインフェルドさん

 映画「バンブルビー」で主役のチャーリーを演じたヘイリー・スタインフェルドさん。同作は、父親を亡くした悲しみから立ち直れない少女チャーリー(スタインフェルドさん)が、18歳の誕生日に黄色い車を見つけます。車は突然、人型の地球外生命体に変形し、驚くチャーリーを前に逃げ惑う地球外生命体は何かにおびえています。チャーリーは、地球外生命体をバンブルビーと名付けてかくまいますが…大ヒットSF映画「トランスフォーマー」シリーズの人気キャラクター、バンブルビーが主役の映画です。

 オトナンサー編集部では、スタインフェルドさんにインタビューを実施。バンブルビーの魅力や自身が生まれる前の古い時代のキャラクターを演じる際の心構え、ワクワクしながら撮影したシーンなどについて聞きました。

1980年代に違和感はなかった

Q.1987年が舞台で、当時の音楽がふんだんに使われています。印象に残っているものは。

スタインフェルドさん(以下敬称略)「バンブルビーに、ザ・スミスの曲などたくさんの1980年代のカセットテープを聞かせたりします。そのシーン中、アドリブで、私が好きなスティービー・ニックスを入れました。非常に印象的でとても楽しかったです」

Q.バンブルビーの魅力は何だと思いますか。

スタインフェルド「魅力はたくさんありますが、彼の持つ人間味、人間っぽさが一番だと思います。彼はただの地球外金属生命体ではなく、感情があり、心があり、ときに怖く、強い存在にもなります。一方でかわいらしく、愛嬌(あいきょう)があるところです」

Q.映画「トゥルー・グリット」はあなたが生まれるはるか昔の時代設定です。今回の作品も生まれる前の話ですが、そのような役を演じる上での心構えはありますか。

スタインフェルド「役者として、自分のなじみのない時代に没入できるのは素晴らしいことです。事前にリサーチするのはとても楽しい作業です。1980年代はそれほど昔ではなく、自分が成長していく中で、当時の音楽や映画に触れる機会もあり、多少なりとも影響を受けて育っています。違和感は感じませんでした」

Q.ワクワクしながら撮影したシーンは。

スタインフェルド「たくさんあり、ワクワクしなかったシーンがないのではないかと思っています。全てがワイルドで、肉体的に大変なシーンですが、どこかで必ずワクワクするシーンでした」

Q.もっとアクションをしたいという気持ちになりましたか。

スタインフェルド「こうした機会があれば、またやりたいですし、チャーリーを演じ続けられるならば、ぜひと思います。今回の撮影では、ハーネスをつけて40メートルくらいの高さのクレーンまで上がったり、飛び込み台から飛び込んで水中に潜るまでの一連の撮影をしたりしましたが、とても楽しかったです」

Q.フィジカルトレーニングはどれくらいされたのでしょうか。

スタインフェルド「特定のトレーニングはなかったです。時間を設けて練習はしました。車の運転や転ぶときの準備などですね」

Q.チャーリーに似ている部分はありましたか。

スタインフェルド「多くの意味で共通するところがあります。15~18歳の多感な時期は、自分を見いだせなかったり、誤解されたり、誰も私のことを分かってくれないと思ったり、ささいなことで世界の終わりと思ったりする多感な時期です。今でも、そんな気持ちになります。チャーリーを演じて、自分と同じ感覚を持っている部分で開放感を感じました。自分が感じていたことを出すことができ、ひたすら表現しました」

 映画「バンブルビー」は3月21日から先行上映、3月22日から全国公開。

(オトナンサー編集部)

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