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小倉優子、辻希美、木下優樹菜…“ママタレ”の活躍が目立つ背景とそれぞれの未来

“通過点”としてのママタレ

「しかし」と木村さんは続けます。

「そのポジションにも限りはありますし、いずれ子育てを卒業するので、ママタレとして生き残ることは不可能であり、芸能活動を続ける上での“通過点”に過ぎません」

 趣味を生かしてパンアドバイザーの資格を取得し、料理本をプロデュースして大ヒットを収めた小倉優子さんや、出産後もグラビア活動を継続している熊田曜子さんは、他にはない付加価値を身につけることで熾烈(しれつ)な競争を勝ち抜いた勝者と言えます。

 芸能界では、アイドルグループ出身者などの結婚や出産が、絶えず報道されています。次から次へとポジション争いが起こる中で、確固たる地位を築くためには、狭い意味での“ママタレ”を脱する必要があるのかもしれません。

(オトナンサー編集部)

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木村隆志(きむら・たかし)

コラムニスト、コンサルタント、テレビ解説者

雑誌やウェブに月間30本前後のコラムを寄稿するほか、「週刊フジテレビ批評」などに出演し、各局のスタッフに情報提供も行っている。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアー、人間関係のコンサルタントとしても活動中。著書に「トップ・インタビュアーの『聴き技』84」「話しかけなくていい!会話術」など。

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