1位は「7万4000円」のターミナル駅！　JR東日本管内の「乗車人員20万人以上」家賃相場が安い駅ランキング発表

　LIFULL（ライフル、東京都千代田区）が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」が、JR東日本管内にある1600以上の駅から選出された“乗車人員ベスト100”をもとに調査・集計した、「JR東日本管内の乗車人員20万人以上の駅における家賃相場が安い駅ランキング」を発表しました。

1位の駅は「近場で何でも済ませたい人」向き

　調査対象は、JR東日本が発表した2022年度の「駅別乗車人員」ベスト100の駅（乗車の人員のみ、降車の人員などは含まず）。物件データの対象は「築40年以内」「駅徒歩20分以内」「専有面積15平米～40平米未満の賃貸物件」。抽出期間は2022年7月～2023年6月です。なお、家賃相場は管理費を含む月額賃料から中央値を算出しています。

　2位は「横浜駅」。家賃相場は8万6000円です。同駅は東海道本線やみなとみらい線など11路線が利用できる、神奈川県で最大のターミナル駅です。同社が運営する街情報サービス「まちむすび」によると、ショッピングだけでなく、おいしいラーメン屋や遅くまで外食できるお店があるなど、食を楽しみたい人にも向いているといえる駅です。

　そして、1位となったのは「大宮駅」で、家賃相場は7万4000円でした。同駅は、京浜東北・根岸線や埼京線、湘南新宿ラインなどの在来線に加えて、東北、上越、北陸3線の新幹線が利用可能な、埼玉県内で最も大きな駅。同社の「まちむすび」によると、大規模な商業施設があり、ショッピングや外食が好きな人や、近場で何でも済ませたい人に向いている駅といえそうです。また、お寺や神社、運動に適した公園がある点も駅周辺の注目ポイントとなっています。

　1位の大宮駅について、LIFULL HOME’S PRESS編集長の八久保誠子さんは「近年、大規模なマンション開発も多く、商業施設と住環境・アクセスが充実し、さまざまな『住みたい街』でも多く名前が挙がります」とし、同ランキングについても「今後も新線や新駅が開通・開設されれば、乗車人員に影響し、繁華性や利便性が変化する駅が出てくるかもしれません。住みやすい街の視点で考えると、教育や医療など、その他施設とのバランスもありますが、繁華性や都心へのアクセスを重視するのであれば、このランキングは一つの参考になると思います」とコメントを寄せています。

（オトナンサー編集部）