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清原果耶、「霊媒探偵・城塚翡翠」で新境地へ “定番ヒロイン像”に染まらない“透明感”

新垣結衣と共通点?  「ニコラ」出身モデルからの軌跡

 そんな清原さんの印象と、どこか重なるのが俳優の新垣結衣さんではないでしょうか。新垣さんもまた、ピュアで真っ直ぐなヒロインとは少し異なる役柄を多々演じてきました。例えば、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)で演じた森山みくり。彼女は賢さゆえに相手を理詰めしてしまう癖があり、元彼から「小賢しい」という理由で振られてしまったことも。

 そんなみくりが、契約結婚の相手である平匡(星野源さん)から正式なプロポーズを受けて放った「それは“好きの搾取”です」というセリフも大きな話題となりました。このセリフは、好きな人のためなら無償で尽くすのは当たり前という姿勢に抗議したもの。

 そういう世間の“普通”を押し付けられることを嫌うからこそ、マジョリティーからは時として「めんどくさい」と思われる唯一無二のキャラクターを等身大に演じた新垣さんと、清原さんには共通点があります。

 今年で俳優デビューから7年目の清原さんに対し、新垣さんは17年目。清原さんにとって新垣さんは俳優のみならず、ファッション雑誌「ニコラ」(新潮社)の出身モデルとしても大先輩にもあたります。

 2019年からは新垣さんに続き、清原さんがスキンケアブランド「雪肌精」のCMキャラクターに起用されたことも反響を呼びました。

 新垣さんといえば、現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合)に出演。主人公・北条義時(小栗旬さん)の初恋の相手にして、初鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝(大泉洋さん)の妻となり、時代に翻弄されながらもたくましく愛に満ちた人生を送る八重役で新境地を開きました。

 一方、清原さんも10月から始まるドラマ「霊媒探偵・城塚翡翠」で俳優として新たな扉を開こうとしています。同作は、相沢沙呼さんによるシリーズ累計55万部突破の大ヒット小説「medium 霊媒探偵城塚翡翠」(講談社文庫)を実写化したもの。「霊が視える」という能力と翠色の瞳を持つ城塚翡翠が、死者からのヒントを頼りに「霊媒探偵」として難事件を解決に導く様を描きます。

 これまで、どこかに実在していそうなリアリティーあふれる役柄を演じてきた清原さんは異色のヒロインをどのように体現するのでしょうか。国民から愛される俳優へと駆け上がっていく清原さんの成長を見届けましょう。

(ライター 苫とり子)

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苫とり子(とま・とりこ)

エンタメ系ライター

1995年、岡山県生まれ。東京在住。学生時代に演劇や歌のレッスンを受け、小劇場の舞台に出演。IT企業でOLを務めた後、フリーライターに転身。現在は「Real Sound」「AM(アム)」「Recgame」「アーバンライフメトロ」などに、エンタメ系コラムやインタビュー記事、イベントレポートなどを寄稿している。

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