林修“家事はきちんとすべき”という価値観は「無視していい」 和食の朝ご飯は「刷り込み」
3月4日放送のMBS・TBS系「林先生が驚く初耳学!」では、林修さんが「『家事はきちんとするもの』なんて価値観は無視していい」と発言し賛否の声が上がりました。

3月4日放送のMBS・TBS系「林先生が驚く初耳学!」(毎週日曜 後10:00)では、林修さんが新書「家事のしすぎが日本を滅ぼす」(佐光紀子著)の内容に共感。「『家事はきちんとするもの』なんて価値観は無視していい」と発言し、出演者から賛否の声が上がりました。
林さんは「(この価値観は)戦後ずっと行われてきた政府の刷り込み」と解説。ゲストに「理想の朝食」を聞くと、立川志らくさんが「朝食はあったかいご飯とみそ汁。それのどこがいけない。きっちり奥さんが作るのが日本。大変だってやるべきだ」と熱弁するも、林さんは「やはり刷り込まれているのかな」と切り捨てました。
林さんによると「きちんとした朝食を食べるべきだ」という価値観は農水省や地方自治体などがさかんに主張した結果で、「和食の朝ご飯を食べている家がきちんとした家」という価値観が確立したとのこと。「きちんとした方がいいでしょ!」と反論するハライチの澤部佑さんに対し、林さんは「1992年を境に専業主婦世帯数と共働き世帯数が逆転し、きちんと(という意識)が呪縛になっている。著者の言うとおり、こうした意識は無視していいのでは」と主張しました。
ギャル曽根さんが「子どもはしっかり朝食を食べないと学校でボーっとするって言われているでしょ」と疑問を呈すると、林さんは「学力が世界一のシンガポールの朝食、実は大半が屋台。日本は他の家事においてもきちんとという意識が強い」と解説。さらに「1日3回以上食器洗いをする」と答えた人のデータを引き合いに「日本は55.5%で断トツ。スウェーデンでは7.7%にすぎない。日本の主婦は本当にたくさんの時間を家事に割いている」と力説しました。
(オトナンサー編集部)
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