バラエティーからドラマ進出! 「ファーストサマーウイカ」とは何者で、どこへ行くのか
「凪のお暇」で自身初の連ドラレギュラー出演を果たしている、ファーストサマーウイカさんのこれまで、そして素顔に迫ります。
キレのあるトークとコテコテの関西弁で注目を集め、バラエティーを中心にテレビ番組への出演が増えている、音楽グループ・BILLIE IDLEのメンバーでタレントのファーストサマーウイカさん。TBS系連続ドラマ「凪のお暇(なぎのおいとま)」で自身初の連続ドラマレギュラー出演を果たしています。
オトナンサー編集部では、ウイカさんに単独インタビューを実施。アイドルに音楽活動、テレビと多方面で活躍する「ファーストサマーウイカ」とは何者か、彼女の芸能活動のこれまでに迫りました。
18歳で劇団へ、OLとして働いたことも
Q.上京前は大阪の劇団に所属されていたそうですね。もともと、女優を目指していたのでしょうか。
ウイカさん(以下敬称略)「高校を卒業してすぐ、18歳で劇団に入ってそこから22~23歳まで芝居をやっていました。もう少し過去にさかのぼると、高校時代にバンドをやっていてドラムを担当していたんですが、ギターやボーカルと違って、テンションが上がってもドラムは動けないじゃないですか。ドラムは良い楽器ですけど、動けるパートに憧れていました。
その頃、ミュージカルが気になって見ていたんですけど、ぼんやりと、役者さんは自由に動けていいなと思って。昔から女優さんになりたいとか、強い思いがあったわけではないし、全くの無知な状態でしたけど、『大阪』『劇団』でネットで調べて、最初に出てきた劇団のオーディションにノリで行ったら受かっちゃって、『まあやろうかな』と。そこの劇団の芝居を一回も見たことないのに(笑)」
Q.演劇の世界が長いのですね。
ウイカ「大阪時代はOLとして働いていたこともありました。あと、薬局やホテルでブライダルの仕事をしたり、いろんな仕事をしながら劇団を続けていました」
Q.その後、上京してBiSに所属されました。それまでの経緯は。
ウイカ「もっと、いろんな経験がしたいと思って上京しました。東京で事務所を探そうとしていた時に、BiSのオーディションをたまたま見つけて、その時も、グループのことは全然知らないのにノリで受けました(笑)『もしかしたらいけるかも』と思っていましたけど、本当に受かっちゃって(笑)」
Q.行動が早いですね。アイドルには興味があったのでしょうか。
ウイカ「思ったことはすぐ行動に移して、あとは流木のように流れに身を任せる。たどり着いたところでやってみるタイプなんです。その頃は地下アイドルがメキメキと力をつけていて、群雄割拠のアイドル戦国時代なんて呼ばれていましたが、私はアイドルには全然興味がなかったんです(笑)」
Q.学生時代から一貫して、表現活動を続けられているわけですね。
ウイカ「『面白い』『感動した』と何かを感じてもらうことができて、お金を払いたいと思ってもらえるようなものを表現して提供できる環境にいたいんです。バンドも劇団も、ドラマでも、大人数でたった一つのものを作ることに時間とお金と情熱をかけるわけじゃないですか。
もちろん、それは芸能でもそうだと思いますが、私は単純作業が非常に苦手なので、毎日似た作業の続く業種だと多分、『アーッ!』って叫びながら会社を飛び出したくなっちゃうから(笑)同じ仕事が二度とないような、常に新鮮な気持ちで自分を試されることをなりわいにできればと思っています」
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