〈PR〉2025年までに年商10億ドル以上、候補の4医薬品発表 クラリベイト
クラリベイトは、今年、市場参入、または主要適応症で上市される医薬品で、2025年までに年商10億ドル以上を達成することが見込まれる4医薬品を選出しました。

情報サービス提供企業クラリベイトはこのほど、開発途上にある全医薬品約7万種以上の中から、今年、市場参入、または主要適応症で上市される医薬品で、2025年までに年商10億ドル以上を達成し、ブロックバスターの地位を獲得すると予測される4医薬品を選出しました。
アルツハイマー治療現場の変革も?
【アデュカヌマブ】(開発元:エーザイ株式会社、バイオジェン社)
世界で推定5000万人が罹患(りかん)しているアルツハイマー型認知症に対する治療薬で、2025年に37億4000万ドルの売上高になると予想される。承認されれば、病態の進行そのものに直接介入する初のアルツハイマー治療薬となり、治療の現場を根本的に変え、市場を一変させる可能性がある。
【ビメキズマブ】(開発元:UCB社)
世界人口の2~3%が罹患していると推定される乾癬(かんせん)などの自己免疫疾患に対する治療薬で、2025年に18億6000万ドルの売上高になると予想される。特徴は、従来の医薬品と同程度の有効性を保ちつつも、副作用を大幅に軽減した治療法を提供できること、さらに、それによって、患者のQOLを上げることが期待できる。
【レルゴリクス】(開発元:武田薬品工業株式会社)
男性が罹患するがんの中で2番目に多い前立腺がんや、数百万人の女性が罹患している子宮内膜症、子宮筋腫などの痛みを伴う症患に対する経口剤で、2025年に14億8000万ドルの売上高になると予想される。これらの症患には効果的な治療法の選択肢が少なく、従来は注射剤や患部の摘出手術を選ぶしかなかったが、これを初めて経口剤にしたことで、今までは難しかった在宅治療が選択肢に入る。
【ベリシグアト】(開発元:バイエル社、メルク社)
再入院や死亡率の高いハイリスク患者であるHFrEF(駆出率が低下した心不全)に特化した初めての治療薬で、2025年に12億1000万ドルの売上高になると予想される。副作用を抑えることで、既存療法に追加して使用することができ、ハイリスク患者にとって、治療の選択の幅を広げることが期待されている。
クラリベイトは「これらの治療薬は将来のイノベーションをけん引するだけでなく、人々の健康を向上させ、その分野における医療水準を再定義し、患者の命を救ったり、改善したりする可能性を秘めています」としています。
(オトナンサー編集部)