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奥平大兼、連ドラ初レギュラーで感じる難しさと発見「これが俳優という仕事なんだ」

TBS系金曜ドラマ「恋する母たち」で自身初の連続ドラマレギュラー出演を果たした奥平大兼さんに、同作への思いや役作りの難しさなどを聞きました。

金曜ドラマ「恋する母たち」(C)TBS
金曜ドラマ「恋する母たち」(C)TBS

 TBS系金曜ドラマ「恋する母たち」(毎週金曜 後10:00)で、自身初の連続ドラマレギュラー出演を果たした俳優の奥平大兼さん。今年公開された映画「MOTHER マザー」では、演技初挑戦ながら、メインキャストに抜てきされたことでも注目を集めました。

 同ドラマは、シングルマザーの石渡杏(木村佳乃さん)、バリバリのキャリアウーマンの林優子(吉田羊さん)、キラキラしたセレブ妻の蒲原まり(仲里依紗さん)という三者三様の家庭環境を持つ母親たちの心の隙間に入り込む、別の男性との恋愛の行く末を描いたラブストーリーです。

 奥平さんは、吉田さん演じる優子と矢作兼さん演じるシゲオの息子・大介役で出演。11月20日放送の第5話では、移住のため、父シゲオとともに与論島へ出発する前日、母・優子に秘密を打ち明けた大介の印象的な表情が描かれていました。

 オトナンサー編集部では、奥平さんに単独インタビューを実施。同作への思いや役作りの難しさ、見どころなどを聞きました。

現場に行くことが毎回新鮮

Q.ドラマ出演が決まったときのお気持ちをお願いします。

奥平さん(以下敬称略)「ドラマに出演すること自体が初めてなので率直にうれしかったです。映画とはまた違った経験ができる機会を頂けたので頑張りたいです」

Q.奥平さん演じる大介の役どころと今作の見どころを教えてください。

奥平「大介はとても頭がいいけど、自分の感情を表に出すことが苦手な子です。家庭の複雑な事情や男の子が好きという秘密も抱えています。物語は3人の母たちを中心に展開していきますが、それぞれの夫や子どもたちの葛藤やエピソードも見どころの一つ。そこにも注目して見ていただけるとうれしいです」

Q.大介を演じるにあたり、気を付けている点や意識していることはありますか。

奥平「自分とは正反対のキャラクターなので、他の作品を参考にしたり、今までの経験の中にヒントになるようなものがないか探ったりもしました。反抗期ということもあり、自分が家族に対してどんな対応を取っていたかなど、自分の過去を思い出しながら取り組んでいます」

Q.吉田羊さん、矢作兼さんと親子役ですが共演してみていかがですか。

奥平「空き時間にたくさんお話をしてくれるので楽しいです。特に、矢作さんは大介の部屋にある昔の漫画をいろいろと教えてくれます。僕自身も昔の漫画や映画が好きなので、矢作さんが子どもの頃にやっていた作品のことも教えてくれるので、毎回、空き時間が楽しみです(笑)」

Q.阿部サダヲさんとは映画「MOTHER マザー」に続いての共演ですが、現場でお会いしたり、お話はされたりしましたか。

奥平「作中でご一緒するシーンがないので、直接お会いしたり、お話をしたりする機会もまだないんです。ストーリー的に同じシーンは難しいかもしれないのですが、同じ作品に出られるだけでとてもうれしいです。阿部さんの演技をまた見たいですし、もっと学びたいと思っています。お会いできるかは分からないですが、再会することが今作での楽しみの一つでもあります」

Q.実際に撮影が進んでいかがですか。

奥平「初めてのドラマ出演ということもあり、現場に行くことが毎回新鮮に感じています。全てが勉強になりますし、何かをつかんで一日を終えたいなという気持ちで挑んでいるので、自分の課題も増える一方ですが新たな発見も毎日あります。

大介の役どころも難しいので監督に役のイメージをお聞きして、自分の中のイメージと重ね合わせたり、自分が出ないシーンでも他の方と監督のやりとりをよく聞いたりしています。会話の内容や意図を自分なりに理解して、演じる際のヒントにしています」

Q.初めてのドラマ出演で驚いたことや難しさはありましたか。

奥平「カメラの台数が多いなと(笑)さまざまな角度から撮影するので、自分がどういうふうに映っているのかは知っておかなければいけないと感じました。台本を読んでも現場に行かなければ分からないことも多くあるので、これが俳優という仕事なんだなと感じています」

(オトナンサー編集部)

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