新型コロナで東京五輪・パラ中止なら、経済損失はいくらになる?
五輪中止の可能性は低い?

Q.英国では「(2012年の五輪開催都市)ロンドンで開催すべきだ」との声もあります。代替地での開催はあり得るのでしょうか。
江頭さん「先述の通り、無観客での開催は予想以上に損害が少ないことが分かりました。ロンドンに移すより、無観客で東京開催した方がダメージは少ないと思われます。現在、プロ野球のオープン戦は無観客開催ですが大きな問題は起きていません」
Q.新型肺炎の終息のめどが立たない中でも、東京で五輪を開催できるのでしょうか。
江頭さん「2016年のリオ大会では、ジカ熱感染の危険性がWHO(世界保健機関)などから指摘されていましたが、IOCが開催を決定しています。東京大会も中止や延期などの措置を決める権限はIOCにあります。
リオ大会の際、IOCのバジェット医事部長は『WHOは移動や商取引をなんら規制すべきではないと明確にしている。つまり、リオ五輪を中止したり遅らせたり延期したり開催地を変更したりする、正当な理由はないということだ』と表明しています。
WHOからの警告があったにもかかわらず開催し、結局、ジカ熱による影響はほとんどなく大会を終えました。これらのことから、よほどのことがない限りIOCは中止という決定はしないでしょう」
Q.ただ、感染の有無についての検査件数の少なさなど、新型コロナウイルスへの国の対応は遅れ気味の印象があります。
江頭さん「現在の日本では、新型コロナウイルスに関する十分なPCR検査が行われていません。もし、国民の大半がこの検査を受けられるようになったら、感染者数は現在判明している人数の数百倍になるかもしれません。そうなると、感染者率が高い日本に世界のトップアスリートが集まることが難しくなる可能性もあります。
あくまで私見ですが、感染者の増加が止まらない状況が続くと、多くのトップアスリートが出場を辞退するかもしれません。そうなれば、中止や延期が現実味を帯びるでしょう。開催できるかどうかは、今後どこまで状況を改善できるか、5月までに感染者数を減少傾向にできるか否かにかかっていると思います」
(オトナンサー編集部)

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