ファーストサマーウイカ、毎話違う役に入魂! スーパー店員も「夜は居酒屋」と設定
TBS系連続ドラマ「凪のお暇」に出演中のファーストサマーウイカさんに単独インタビュー。作品の見どころなどを聞きました。

キレのあるトークとコテコテの関西弁で注目を集め、バラエティーを中心にテレビ番組への出演が増えている、音楽グループ・BILLIE IDLEのメンバーでタレントのファーストサマーウイカさん。TBS系連続ドラマ「凪のお暇」(なぎのおいとま、毎週金曜 後10:00)で自身初の連続ドラマレギュラー出演を果たしています。
同作は、コナリミサト氏の同名漫画が原作で、女優の黒木華さん主演。場の空気を読み過ぎるあまり倒れてしまった大島凪(黒木さん)が、仕事も恋人も捨てて再起を図る人生リセットストーリーです。
オトナンサー編集部では、ウイカさんに単独インタビューを実施。作品の見どころなどを聞きました。
瞬発力で現場の雰囲気に溶け込む
Q.連ドラレギュラー初出演について、率直なお気持ちは。
ウイカさん(以下敬称略)「原作のファンだったので、その世界の中に入ることができて本当にうれしいです。半面、毎回違う役を演じるので、各話の台本を頂くまでどこに出るのか分からない不安もあります。ビジュアルも撮影当日に知ることが多いので、現場で、『この服を着るのか!』ということもよくあります(笑)」
Q.毎回違うキャラクターを演じるので、役作りが大変そうです。
ウイカ「普通のお芝居やドラマに対する姿勢とは違います。役作りをするというよりも、『こういう人が出てきそうだな』というイメージを膨らませて、その場の瞬発力で、撮影現場や原作の持つ雰囲気に溶け込むようにしています」
Q.そのイメージを、どのようにしてつくっているのでしょうか。
ウイカ「一瞬しかないシーンでも、そのキャラクターに意味を持たせてあげたいんです。凪の周りには変わった人たちが取り巻いていて、彼女の生活をにぎやかにする愉快な一味の一人になりたいと思って、自分の中で裏設定を作っています。原作では、ほんの数コマで描かれる表情だけでキャラクターの人間性が見えるんです。その魅力をドラマでも表現したいんです。
例えば、1話で演じたスーパーの店員は『何歳なんだろう』から始まって、『ディズニーとジブリが好きで一番好きな作品はポニョ』『実は介護職を目指して勉強していたけど、兄弟が多くてバイトしないといけないから、昼はスーパー、夜は居酒屋でバイトしてる』みたいな(笑)そうやって勝手に設定を考えています」
Q.1シーンだけの出演でしたが、そこまで想像を膨らませて臨んでいるとは。
ウイカ「その全てを撮影で出し切れることはないと思いますが、そうでもしないと出オチみたいになってしまうので(笑)表情とか、ふざけていると思われるかもしれませんが、皆さんの印象に残るようなキャラクターにしたいと思っています。
それに、これまでいろいろな仕事をしてきたので、そういう意味では、毎回違う役を演じるのも、そこまで現実とかけ離れていない気がしていて、自分の経験が生かせる部分がきっとあると思っています」
Q.多岐にわたる活動をされていますが、演技の難しさとは。
ウイカ「お芝居には演出家や脚本家の方がいて、求められる合格点が存在すると思うんです。きちんとした実力が必要な世界ですので、オファーしていただいた分、しっかりとニーズに応えなきゃいけないと思っています」
Q.最後に見どころを教えてください。
ウイカ「最初は女優として活動していたので、アイドルなどをやらせていただいたり紆余(うよ)曲折がありながらも今回、この作品に出会えたことにとても縁を感じます。これまでご覧になっている方は、私のことを『あれ? 前も見たぞ』と感じてくれているかもしれませんが、次は何するんだろうと期待してほしいです」
(オトナンサー編集部)
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