男女500人超が答えた「ホワイト企業だと思う職場の特徴」ランキング発表　2位は「残業なし・少なめ」…1位は？

　従業員を劣悪な労働環境で働かせる「ブラック企業」がある一方で、労働環境がよく、働きやすい「ホワイト企業」も存在します。そしてビジネスパーソンの誰もが「ホワイト企業で働きたい！」と思うもの。実際、ホワイト企業にはどのような特徴がみられるのでしょうか。AlbaLink（東京都江東区）が運営する“訳あり不動産”情報メディア「訳あり物件買取プロ」が、「ホワイト企業だと思う職場の特徴」に関する調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。

「残業代が1分単位で支払われる」

　調査は2022年12月から2023年1月にかけて、現在仕事をしている男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計507人（男性255人、女性252人）から有効回答を得たものです。なお、回答者の年代は、10代0.2％、20代19.5％、30代35.7％、40代30.6％、50代12.0％、60代以上2.0％となっています。

　3位は「残業代がきちんと支払われる」（100人）です。「残業が多いのに残業代が支払われない」という声がよく聞かれるブラック企業とは対照的に、ホワイト企業では残業代がきちんと支払われます。「残業代が全額出る（23歳女性）」「残業代が1分単位で支払われる（35歳男性）」「サービス残業がなく、しっかりと労働の対価を支払える会社（45歳男性）」といった声が上がりました。

　2位には「残業なし・少なめ」（120人）がランクイン。「過度な残業や休日出勤がない（23歳男性）」「ほぼ定時で帰れるところ。『締め日だから』と時間ギリギリまで職場にいるよう強要しないところ（36歳女性）」「普段は定時で帰れること。忙しいときもたまにはあってもよいが、最長1カ月まで（48歳男性）」など、ホワイトらしいコメントが多く集まる結果に。ホワイト企業では、「家庭の事情で残業が難しい場合には、残業を強制しない」などの配慮があるのでしょう。また、「無駄な残業をしない」という雰囲気があると、「月末だから何となく帰りにくい」「上司や先輩が残業しているから帰りにくい」などと気を使うこともないのかもしれません。

　そして、1位となったのは「休みが多い・休みやすい」（137人）でした。「年間休日数が多い（28歳男性）」「有給休暇消化率100％（35歳男性）」「週休2日制で、お盆休みや正月休みなどの休みがキッチリ取れるところ（50歳女性）」といった声が。有給休暇があっても「実際には取りにくい雰囲気」という企業もある中、ホワイト企業では有給休暇取得を促進する声掛けがされていることもあるようです。

　調査結果を受けて、同社は「単に『働きやすい労働環境を実現する制度』があるだけではなく、実際に制度を利用できる雰囲気・声掛けがあることを重視する人も多くなっています」「求人票だけで『ホワイト企業か』を判断するのは難しいので、転職・就職活動時には、口コミや転職エージェントからの情報を参考にするのがお勧めです」とコメントを寄せています。

（オトナンサー編集部）